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この国、ブラジルでは、ほとんど英語が通じない。
な~んて、えらそうに言う私も、英語がしゃべれるわけではない。 が、まったくちんぷんかんぷんのポルトガル語よりも、 少しは、学校で習ったことのある英語のほうが、知っている単語もあるというものだ。 で、今日はバス停で、珍しく英語での会話となった。 空港までの道のりを、いつ来るかわからないバスを待つ。 TAXIが待ち受けてくれているのだが、あいにく手持ちは、5Rドル。約300円。 2Rドルのバスを待つしかない。 ひとしきり、会話が弾み、パーソナルな話題へと。 2度の結婚、サンパウロとアマゾンに妻がいて、合計5人の子ども。 No Ploblemとシアワセそうに語る。 ドイツ人の父を持つ彼は、11歳のときアパルトヘイトの激しい南アフリカで過ごしたという。 南アフリカでは16歳から3年間、軍役があり、彼の兄たちも例外でなかったが、 彼はブラジルに移住してきたので、2年間ですんだという。 徴兵制度のない日本が、世界のスタンダードでないことを、あらためて気づかされる。 母親はブラジル人だとか、6人兄弟だとか、いろいろ家族のことを話してくれる。 また、27歳の時には、ブラジル全土3800Kmを自転車で周ったという。 一つの街で、2-3週間レストランとかで働いては、お金をゲットして、 また、旅に出る。 自由で、人生の可能性に満ちていたという。 そこで、恋をして、アマゾンのマナウスで結婚したらしい。 彼がいうには、人生は、可能性にあふれていて、恋はいつ起こるかわからない。 いつの瞬間にも、それは起こる。 今日は朝から、わたし自身とても自由だ。 飛行機に乗るまで、キャッシュはないが、時間はたっぷりとある。 制約もなく、豊かな自然の中で深呼吸する。 朝は、運賃をおまけしてくれるからと、TAXIに乗ると、 運転席からオレンジをもらった。うん、よほど、ひもじそうに見えたのかも・・? でもとってもありがたい。 実のところ、今日の昼食はろくに取れそうにないので、必要な食料だ。 バードバークの中には、給水器があったので、持っていたペットボトルに補給する。 公園の一隅で、フォルクローレを演奏していた。 午後のひと時、フルーツ(もらったオレンジ)をいただきながら、 冷たいお水でのどを潤し、特等席で生演奏を楽しむ。 贅沢なランチだ。 そばで、蛇を触っている職員がいた。 近寄って、カメラで接写しようとしていたら、持たせてくれた。 ついでに、首に巻きつけてもくれた。 まわりの観光客が、ひやひやしながら、興味深げに見ている。 ふふ、こんな経験なかなかできないから、楽しい! アマゾンで、小さな子どものワニをつかんで持った経験から、 躊躇なくヘビの感触を楽しんだ。 キャッシュが全くなくても、とても自由だ。 バス代は2R$だから、大丈夫。空港にはたどり着ける。 むしろ、わたしから奪えるものは何もない自由さ。 誰かが言っていた。 奪うことの出来ないものこそ、本当の価値あるものだと。 金銭や名誉や地位、そして命すら超える大事なものは、決して誰も奪えない。 誰に遠慮することなく、恥ずかしがる必要もなく、 自らを卑下することなく、偉ぶることなく、 そのままのわたしで、必要に応じたコミュニケートをとる。 にこっと笑って、ちゃんと素直に自分に必要なことを、相手に求められる。 この大自然の中では、それがいともたやすく、自然に出来る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.31 15:50:36
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