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カテゴリ:WS
表題のテーマで、応典院という場所で、
土日2日間ワークショップがあった。 まるで、この日にタイミングを合わせたかのように、 DVD「おくりびと」が送られてくる。 その前の週のプレイバックWSでも、 老いた人物を感じるワークを、 参加者さんたちにしてもらっていた。 また、この日のために、 80歳代の年齢の方たちに、様々なところで、 出会ってきた。 生死をどうとらえるか。 「老い」ると、「病」と「死」が近くなる。 自分自身が、どう、老いていきたいか。 どう、生きたいか。 が、段々、リアルに明確になる。 自分の理想の老人になって、 シーンを演じる。 わたしは、94歳の設定をした☆ 80-90歳くらいまでは、現役で、 そろそろ、静かなところで静かな時間を、 1人で過ごす時間を、大切にしたいと考えている頃。 それでも、若い人たちが恋愛相談などで、 たまに、訪ねて来る。 筋力の衰えはあるものの、 姿勢正しく、身なりを整えている。 イメージとしては、 日本舞踊のお師匠さんみたいかな♪ 実際になりきってみると、 意識が変容してくる。 些細な物事に捉われなくなり、 他者を気づかう、余裕が出てくる。 その時点では、 あらゆる経験をとおして、一喜一憂しなくなっていた。 ほとんどの人が、年下の人物ばかりで、 虚勢を張ったり、策略をする人物などへも、 母親のような、菩薩様のような、慈愛で観ることが出来る。 傷つき、嘆き悲しんでいる人に対しても、 性急に、その人を変えようなどと思わず、 その傷が癒えるのを、ゆったりと見守る事ができる。 自分が理想と考えていた人物に、なりきることで、 老後が楽しみで、仕方なくなった。 80歳代の恩師やお世話になった方々が、 そのベースになっている。 未来の、その時点でそういう人物になっているなら、 今、この瞬間、どういう生きるかも、見えてきそうだ。 辛苦を舐めたからこその、穏やかな受容。 たくさんの愛に触れて、慈愛が溢れる。 2日間の締めは、 1人で、DVD鑑賞。 「おくりびと」をこのタイミングで、 1人で観れたことが、ギフトだった。 ティッシュの山ができるほど、 涙を流し、鼻をかんで、 お化粧は流れ落ち、目は腫れ上がっていた。 悲しいから泣いたのではない。 そこにたくさんの愛を感じて、 涙が、溢れてしまったのだった。 2日間、「老い」や「死」についても、 たくさん考えて、たくさん話した。 「どんな死に方をしたいか」なども、 フィリップに書いて、お互いシェアしあった。 わたしは、 たくさんの人たちを愛して、 眠るように、静かに、生に別れを告げたいと思う。 まずは、「老いる」まで、 生き続けなきゃ★! 生き抜いて、充分に、生きて、 そして、この世と別れを告げる日、 微笑みと共に、安らかでいようと思う。 「西の魔女が死んだ」のおばあさんのように、 自分が死ぬ日のお知らせが来るまで、 生きることを丁寧にしたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.11.16 18:30:25
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