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カテゴリ:プレイバックシアター
先週末のプレイバックシアターWSでは、
予定していなかった子どもが参加!\(◎o◎)/! その朝、少し遅れるとメールしてきた参加者がいた。 参加者の人数や経験によって、ワーク内容をアレンジするわたしは、 遅れてくる時間も考慮に入れて、スタート! タイミングよく連絡の時間よりも早く来た!と入り口を見ると、 夏休みの親子がそこに居た。 とっさに、事情が飲み込めないわたしに、 開口一番、 「遅れてきて申し訳ないけど、 子どもを連れて帰らないといけないので、午前中だけで帰ります。」 母親に連れられてきた小学6年生の男の子は、 なんのことかよくわかず、参加意思もないままに、 ダルそうに、会場に入ってきたのだった。 わたしも強制する気はないので、宿題やゲームを持ってきているなら、 そのまま母親を、待っていてもらうつもりだった。 ところが!!!! 気がついたら、いつの間にか、その男の子が参加していて、 わたしもせっかく来たんだから、午前中だけでも、 一緒に楽しんでもらえるようにと、 身体をたくさん動かすエクササイズをしていたら、 途中から、 やっぱり、今日一日参加します!ということになった。 え??? 予定があったわけじゃなかったの??? きっと、連れてきた事を後悔した母親が、 子どもの気持ちを尊重しようと、自分は一日参加したいのをあきらめて、 とっさに決断した結果が、「午前中だけでかえります」ということだったのだろう。 な~んだ。 じゃぁ、1日ワークショップの流れで、その男の子にも、 プレイバックシアターを本格的に楽しんでもらおう!!! と思うや否や、その男の子が、率先して意見を言って、 場をどんどんリードしていく。 子どもの力は、想像以上にすごいよ!!! 大人の中に混じっても、臆することなく、 自分自身を紹介したり、相手の話に耳を傾けている。 アクティングやミュージシャン、コンダクターにも、 躊躇なくチャレンジする姿は、あっぱれ★ さすがに自分の母親のストーリーに登場する配役の1つは、 「恥ずかしかった」と、終わった後で言っていたが、 ステージを捨てることなく、見事にやりきっていた。 彼に感心したことが、もう1つある! ランチタイムで、その豹変振りを、 他の参加者に訊かれた時、 「家で説明を聞いてもわからなかったし、 したことがないから、したいかどうかわからなくて、 ただ暑くてしんどかったから、ダルかった。 でも、ちょっとやってみたら、面白そうだし、 もう少し、やってみたいと思った。」 その素直な自分の感情を、正確に伝える言葉に、 感動すら覚えた。 ただ事実を言っているだけの事だが、 そのことを、なんのてらいもなく、 過大表現、過小表現することなく、 自分自身を評価せずに、自分の言葉で、 初めて会った大人たちに伝えるなんて、 すごい!と感嘆符が、つく感動だった。 プレイバックシアターでは、「オーセンティック」という言葉を よく耳にする。 辞書では、「真正の」「本物の」とかを意味する。 子どもこそ真正のお手本だ。 できないことを、ダメだと過小評価せず、 できることを、大げさに過大評価せず、 ただ、あるがままに。 できないことを、できるように見せかけず、 できることを、できないと過剰に謙遜せず、 ただ、あるがまままに。 そんな健やかな存在として、 その子どもは、参加者の一人として、 その日一日、プレイバックシアターを楽しんだ。 「またプレイバックシアターをしたい。」と、 眼をキラキラさせながらいう、その子の言葉は、 信頼できる。 大人と子どもが、等しい大きさで、 それぞれの存在に、敬意が払われる場が、 プレイバックシアターを通して、自然と起こるのを目撃した一日だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.07.26 18:01:14
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