記念すべきこのブログ最初の日記です。
まず、子供時代のことから書くことにします。
プロフィールにも書いている通り、僕は物心ついた時から純真(?)理科系少年でした。小学生になるかならないくらいから、いろんな科学者の伝記や本など読んで、星や宇宙や鉱物や化石や恐竜や虫や植物に興味シンシンでした。
小学1年生のとき、母親にねだって、顕微鏡を買ってもらいました。それからというもの、見れるものなら何でもかんでもカタッパシから覗いていました。ジャン・アンリ・ファーブルや牧野富太郎を気取って、花や植物も採ってきては細胞を見てノートに描き写したり、押し花を作ったりしていました。そのノートの表題なんか、牧野博士の本を真似して「大日本植物図誌」などとしていました(笑)。
雪が降った日には、雪の結晶を見ようと思い立ちました。スライドグラスに雪を受けるところまではいくのですが、なにぶん、九州地方の湿った雪なので直ぐに融けて見れませんでした。スライドグラスを冷蔵庫で冷やすところまでは思いつきましたが、そうしてやってもダメでした。やっぱり北海道など寒冷地の湿度の少ない結晶でしかも外気温も低くなければ、顕微鏡で見るのは難しいのでしょう。
そのときの顕微鏡は、もう、僕の手元にはありません。安物の120倍程度の顕微鏡でしたが、あの触ったときの感触や重みを今でも憶えています。代わりといったら何ですが、ファーブルの格調高い顕微鏡の写真を見つけていたので、それを載せることにしました。この顕微鏡、ファーブルが一生のあいだ何十年も手元において大事に使っていたそうです。何だかファーブルの研究者魂のオーラが乗り移っているような渋い輝きをしています。それにしても、昔のものって、光学機器に限らず、品と風格があって、いいですね♪