|
カテゴリ:読書日誌
不安で暗鬱な時を過ごし 心が萎えそうになるとき、 病いに打ち負かされ 不安が心を蝕むとき― 愛する人たちが悲嘆や苦悩に 打ちひしがれるさまに思いをいたしても、 雲がわたしたちの眼差しをさえぎり、 一条の希望の光も射さないのです― ああ、そんなときこそ、神は此方に身を傾けたまい、 神の愛はわたしたちに近くなるのです。 そんなときこそ、わたしたちが彼方を憧れ慕えば、 眼前に天使が立ちあらわれ、 新たな生命の杯を差し出し、 わたしたちの耳に勇気と慰めをささやきます― だから、愛する人たちにも安らぎをと願う わたしたちの祈りはむなしくないのです。 ノヴァーリス「聖歌」より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.19 12:54:09
コメント(0) | コメントを書く
[読書日誌] カテゴリの最新記事
|