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カテゴリ:日々徒然
予備校講師をやっていたときのこと、ひとりの生徒とこんな話になったことがありました。 「幽霊とかが見えるんだって?」 「うん、見えるよ」 「どんな時に見えるんだ?」 「う~ん、地下鉄のホームとかに沢山いるよ」 「地下鉄!?」 「うん」 「どんな風に見えるのさ?」 「普通の人と変わりないよ」 「へ~~!そうなんだ!」 「でも、何ていうか、ちょっと灰色っぽくて薄いというか。。男の人だったらちゃんと背広着てるし。。」 「ふ~ん、でも、そういう時って怖くない?」 「ううん、別に。それでね~、じ~っと見てると、向うもこっちを見てくるんだよね。それでね~、擦れ違ったときなんか、わたしの方をじ~っと見返して、ニッと笑って『分かるんだね』と言われたことあったよ」 「うひょ~!怖~い!!」 「ま~ね~、それで、一回、そういうオヤジが地下鉄から出てもついて来て、後ろ振り返っても、ず~っとついて来たことあるんだよね~、そん時は怖かった~」 「それでどうしたんだよ~!!」 「家の近くまでついてきててさ~、走って、玄関入って、外を窺ってたら、うん、ま~、そのうちいなくなったみたい」 「ふわ~、ま~、良かったな~。それで、そういう能力って、最初からあるの?」 「ううん、違うよ。何かね~、小学生んとき、クラスに変なこと言う子がいたんだよね~、授業中、教室の後の方を振り返っては、着物を着たおばさんがいる!なんて、しょっちゅう言ってたんだよね。最初はわたしも訳わかんないなんて思ってたんだけど、その子と席替えで隣同士の席になっちゃったんだよね、で、その子から、後ろのほう見て『いるよ!』とか言われているうちに、わたしも見えるようになったのさ」 「へ~~~!じゃ、その子の能力がうつったのか~!!」 「うん、どうも、そうみたい」 こういう能力を持つ子が、最近は増えているそうですね。 ちなみに、僕は、見えはしませんが、それらしき存在が近くにいたりそういう場所に行くと、体感が変わってきて、何となく分かります。皮膚感覚、空気圧が変わったのが分かり、ワルい存在と思しきときは、頭痛、胸の圧迫感などもあるときがあります。教会や聖地などでは、おそらく良い存在をキャッチしているのでしょう、光のシャワーで浄化されたような清々しい感覚を覚えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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