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カテゴリ:日々徒然
帰省中の出来事。 夕方、家の近所を散歩していると、老婆がふたり話しながら歩いていました。何となく見覚えのあるような気がしましたが、そのまま追い越し、県道を横断しようと、車の途切れるのを待っていました。すると、そのおばあさんの一人も横断したいらしく、一緒に並んで待つことになりました。 「なかなか車が多くて、危ないですよね」と声を掛けると、おばあさんは「そうですよね。。どこの息子さんでしたっけ」。 「☆の家のものです」と応えると、目を丸くして「は~! prism11ちゃんね~!!」とビックリしていました。 そうして、僕もだんだんそのおばあさんの記憶が蘇ってきましたが、ちょうど僕が幼少の頃に40~50歳くらいのおばさんで、よく声を掛けてもらったり遊んでくれていた人でした。 それから話のはずむこと数十分。「昔は、どこの家にどういう子供がいるか、皆分かっていて、子供たちも村ぐるみで遊んで、賑やかで楽しかったですね~」「今は、子供どうしであまり遊んでいる姿は見ないようになった」「子供を見ても、どこの子か分からない」。。 お年を聞くと「今年で八十八歳にもなってしもうた。苦しまんで死ねたら良かばってんね~。毎日、観音様ば拝みに行きよっとですよ」。。 そうして、僕の幼少の頃もよく憶えていてくれたことに、目頭が熱くなりました。 何だか、懐かしいと同時に、胸が痛悲しくなるような遭遇でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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