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2006.03.18
カテゴリ：バガヴァッド・ギータ
デヴァを礼拝するヨーギがいる。アートマンの恩恵で、ブラーマンの中にアートマンを見るヨーギもいる。ここではアートマンが供物であり、ブラーマンはそれを入れる祭火である。
ある者は感覚と外界との接触を避ける。このような者にとっては聴覚その他の感覚は供物であり、自己に課する戒律は祭火である。ある者は理性と感覚を放置したままで感覚的な外界にブラーマンを見ようとする。このようなものにとっては音やその他の感覚的な外界が供物であり、感覚のよろこびが祭火である。 ある者は感覚の作用や生命力のすべての機能を放棄する。このとき、このような作用や機能は供物であり，自己を統制する修行はアートマンを知って燃え上がった祭火である。 次に、感覚的な外界と財産を放棄することを礼拝の方法とする者がいる。苦行と精神的な戒律をおこなって礼拝している者もいる。ラジャ・ヨーガの修行によって礼拝する者もいる。完成をめざす熱心な求道者や、厳しい誓約をたてた者は聖典の真理を学び瞑想する。これが彼等の礼拝方法である。 ある者は生命力の統制に没頭している。彼等は呼吸法、すなわち息を吸うこと、吐くこと、停止することを訓練する。また他の者は断食によって食物を断ち、欲望をおさえ、自己統制を達成する。 彼等は皆、祭祀による礼拝の意味を知る。礼拝によって罪は消える。彼等は供物として清められたものを食べる。こうして彼等は不滅を得て永遠のブラーマンに達する。神を礼拝しない者はこの世の中でも幸福ではありえない。彼は他に何ができようか。 これらすべての礼拝の形式は聖典に規定されている。これらはすべて行動である。これをすべて知ったとき、汝はブラーマンを体得する、 ブラーマンを瞑想する礼拝は物質的な供物を捧げる儀式的な礼拝よりすぐれている。行動のむくいは光明の中にある。「真理」を悟った魂を崇拝し、質問し、弟子として仕えるなら、彼等は汝にブラーマンの知識を授ける。 汝が光明に達すれば、汝は再び無知に迷うことはない。この知識の光の中で汝は自己のアートマンの中に、そして私の中に万物を見るだろう。 汝が極悪人であろうとも この知識がいかだになって 汝はすべての罪を乗り切る 燃える火が薪を灰にするように 知識の火はすべてのカルマを灰にする この世には知識にまさる 純化力はない ヨーガを完成したときに 人は心の中にある真理を知る 信仰を持ち、献身的で 感覚を支配した者は ブラーマンを発見する 光明に達した者は 速やかに最高なるものに 熱情を超越した平安に至る 無知、無信仰、懐疑は 滅亡に至る このような者には 現世もなく来世もなく 幸福もない ヨーガの修行によって 願望のない行動ができたとき ブラーマンを知って 疑惑が寸断されたとき 心がアートマンに安住したとき いかなる鎖にも束縛されない なおも私には見える 妄想によって生み出され 汝の心にいつまでも ぐずぐずしている疑惑が見える 汝はこの生き生きとした アートマンの真理を疑っている 汝の智剣はどこにあるのか 剣を抜いて切りおろせ 妄想を寸断せよ さあ立て おおバーラタの子よ カルマ・ヨーガの中に立て お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2006.03.18 13:50:46
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