1,000句をめざし
早いものでもう一月も終りだ。昨年1年間に、俳句を315句つくった。老母の看護のため、長時間の集中を要する大きな絵画制作に取り組めないので、胸のなかに燻りつづける創作意欲を枯れさせないためにも、せめて日々の感覚を俳句にでもと思ったのだ。秀作をつくるための推敲などは端から考えないことにして。 さて、315句を読み直してみて、それならば今年は1,000句をめざそうかという気持になった。1日に3句つくれば、大晦日までには1,000句に達するかもしれないと、単純に計算してのことだ。 思い立ったら即座に実行に移すのが私のヘキ。正月元旦から始めたのである。 そして、きょう1月30日。次の2句で、じつは95句になる。・・・あした、5句できれば、月に100句で、年間1,000句にとどくかもしれない。とにかく何かでガンジガラミになっているときは、さらにガンジガラミの他事で精神を解放するというのが、私の生き方なのである。 ひとすじの飛行機雲の桜いろ 青穹 夕富士の影あわあわと春や春