東薬祭セミナー聴講
東京薬科大学の「東薬祭」に出かけ、毎年恒例となっている「東薬セミナー」に参加。 生命科学部免疫制御学研究室・田中正人教授の「細胞のリサイクルとからだを護るしくみ」を聴講してきた。 マクロファジー(大食細胞)によるアポトーシス細胞の貪食のしくみについて、および「マクロファジーによる死細胞貪食は、自己に対する免疫寛容の維持に重要な役割を担っている」こと、すなわち、「食細胞は死細胞を再利用して、免疫反応をコントロールしている」ということ。死細胞は食細胞によって貪食され、食細胞内部でライソソームで分解されると、死細胞由来の抗原提示に至り、それによって多様な免疫制御がおこなわれている、と。 老母の看護のため、第2部の聴講は欠席し、帰り際に学生ホールの古書市を覗いた。例年より売り場が縮小されていて、これはいままでのキャンパス敷地にこの学生ホールと研究棟を2棟新築したためのようだ。売り場縮小のためでもあるまいが、あまりめぼしい本は集められていなかった。以下の5冊を購入。800円也。上杉喜寿『白山』(S61,株式会社ビジョン北陸刊)野間 恒『豪華客船の文化史』(1993, NTT出版刊)中野不二男『〈からくり〉の話 : 茶運人形からステルス戦闘機まで技術革新122のヒント』(1994, 文藝春秋刊)吉田秀和『千年の文化 百年の文明』(2004, 海竜社刊)展覧会図録『伊那谷の人形芝居』(1991, 長野県・飯田市美術館刊)