アメリカの町の小さな小さな図書館
19世紀から20世紀への変わり目頃、アンドリュー・カーネギー(1835-1919)は、感銘深い2,509の図書館を建てた。その志は、現在、リック・ブルークスとトッド・ボルという二人に受け継がれたかのように、彼らは、約2フィート×2フィート(60cm四方)ほどのまるで郵便受けのような小さな小さな無料図書館 "Little Free Libraries" を町のコミュニティーに設置するプランを展開している。 ブルークスとボルが2009年にウィスコンシン州のハドソン郡とマディソン群で設置を開始したこの「小鳥の巣箱のような、ちっぽけな図書館』“The diminutive, birdhouse-like libraries"は、標準的には木とプレキシグラスとで作られていて、だいたい20冊程度の本がおさめられ、コミュニティーの人たちが借りて楽しむことができる。提供されている本は、ロシア文学やガーデニング・ガイドブックからフランス料理やドクター・スースの児童書まで多種多様。 それぞれの「ちっぽけ図書館」は、信用によって運営されていて、『本をお持ちください。本を置いていってください』とだけ記されている。 この企画を取材したあるジャーナリストが、「本が盗まれませんか?」と尋ねると、ふたりは「あなたは無料の本を盗めますか」と応えたそうだ。 現在すでに50箇所に設置され、30以上の進行中のプランがある。シカゴやロング・アイランドやその他の地域にもひろがっているという。 次のサイトで「小鳥の巣箱のような、ちっぽけな図書館」の画像と活動の詳細を見ることができます。楽しいですよ。 "Little Free Library"