イチロー選手、おめでとうございます!
毎朝、9時前後、雑用をかたずけながら大リーグの対戦をちらちら見ている。イチロー選手、黒田選手、ダルビッシュ選手、上原選手、川崎選手等等、日本人選手の活躍がたのしみだ。 そんななかで、今日(現地時間21日)、イチロー選手が日米通算4,000本安打を達成した。大リーグ史上にはタイ・カップ選手の4,191安打、ならびにピート・ローズ選手の4,256安打の記録がある。4,000本を越えたのは、過去にわずか2人だけ。イチロー選手の記録は、大リーグ在籍オンリーではないのだが、史上3人目ということになる。 達成の瞬間、ヤンキーズの同僚は全員駆け寄って祝福し、観客も総立ちになって拍手をおくった。むろん私も仕事の手を拍手にかえた。 ヤンキーズに移籍してからのイチロー選手は、ポジションが定まらず、ベンチ控えもまれではない。打順も日ごとに変り、代打で出ることも代走だけの試合もめずらしくはない。マリナーズ時代は規定の休養日以外は出ずっぱりで、それはそれでファンとしては心配だったが、ヤンキーズにおける立場が気にかからいでもなかった。 4,000本安打までもう1本となった昨日でさえ先発からはずれ、相手チームの川崎選手の活躍をベンチで見ている姿をテレビカメラがとらえていた。同点で迎えた9イニング目に代走で出て、俊足をいかした御得意の盗塁でホームにかえりチームを勝利にみちびいた。それはそれで嬉しいけれど、ファンとしては、なにもここで先発からはずさなくとも、と思ったものだ。 そのような必ずしも、スター選手としてチャヤホヤされていたわけではないので、プロ根性で地道につみあげてきた結果としての4,000安打の偉業に、私は惜しみない拍手をおくったのだった。 イチロー選手、おめでとうございます!