色づいた実の美しさ、哀れ
額縁を発注。馬子にも衣装である。ああでもない、こうでもないとイメージをつくりあげながら、ようやく確定。22×16cmの小さな作品を入れる額縁の価格としては、既製品の約4倍になった。できあがるのが楽しみ。Hさん、もうしばらくお待ちください。私の油彩画・水彩画106点を収録したCDも一緒にお送りいたします。 午後、家の周囲の草むしり。種をばらまかないうちに、と思い。 毎日、熟した柿が落ちる。3年前までは、収穫して柿酢を醸造していた。原発事故後、個人で放射線量を計測できないので、醸造をやめた。たった一本の柿の木ながら、1,000個におよぶ実をつける。落ちる前に摘み取ってしまえばいいものを、色づいた実の美しさと、無惨に捨てるあわれさに、自然の理にまかせて落ちるまで放っている。追いかけるようにせっせと掃除している次第だ。