時間表を横目に
二日ばかり続いたぐずついた天候が今日はカラリと晴れて、我家のあたりからも雪を戴いた富士山がくっきり見えた。我家のあたりからでも意外な近さに見えるのである。 近年、ここ東京近郊からも、富士が見えることが多くなったように思うのだが、東京の空気が昔にくらべて澄んできたということだろうか。何はともあれ、富士が見えるとなんとなく嬉しい。 午前9時から正午まで、12月1日付けで就任した民生委員としての厚生大臣から、ならびに市長からの、それぞれの委嘱状の授与式典に出席した。 6,7kgになろうかという諸々の資料を両手に下げて帰宅したが、すでにこの仕事の沢山のスケジュールがカレンダーを埋めている。それに加えて自分自身の仕事のスケジュールや、町内自治会役員のスケジュールもある。それらが一日の中で重なることもあるので、混乱しないように時間管理表を作った。 作ったばかりの時間表を横目に見ながら、新作のキャンヴァスに筆を急がせている。絵具の乾燥はこちらの意のままにならない。気がせくままに早まった作業をすると、結局、すべてを台無しにしてしまう。「あの娘恨むは筋違い やっぱりね そうだろね〽」と、氷川きよしさんの歌が口をつく。