夏は仕事の季節
夏は好きだけど、それにしても5月最後の日の今日は暑かった。外出したら、「暑いですねー!」と、何人の人に挨拶されただろう。4人、いや、5人か。 私にとっては、夏は仕事の季節。若いころからずっとそうだ。夏休みをとったことがない。つまり、秋の読書週間にあわせた出版のために、装丁や表紙絵を、夏の間に制作しなければならないスケジュールが組まれるからだ。日頃多忙な編集者諸氏は、我々に仕事を依頼してから、(たぶん)安心して夏休みに入るのである。 まあ、それも悪くはないなと思いながら、長い年月やってきた。夏は、だから仕事の季節なのだ。 それだからというわけではないが、秋に予定されている海外展のための新作に、いよいよあしたから手を染める。なんだか胸がしめつけられるようにドキドキする。血が騒ぐ。・・・これは良い兆候。6月は福祉関係のスケジュールが連日入っている箇所もあるので、なるべく早めに制作にとりかからなければと思っていたのだ。