中・高校生諸君に読書のもう一つの楽しみ方
東京は12月中旬の気温だそうである。8℃だったから、たしかに寒い一日だった。 きのうは自転車で遠出をして、ついでに本屋に立ち寄り3冊購入した。未読の本が14,5冊溜ってしまった。というわけで今日は、ほぼ一日、読書で過ごした。 先日、東京薬科大学の大学祭の古本市で小林勇著『蝸牛庵訪問記』を買い、中谷宇吉郎博士の『随筆選集』全3巻も買った。その『蝸牛庵訪問記』のなかで蝸牛庵こと幸田露伴が小林勇に、「中谷宇吉郎氏の雪の随筆がおもしろい」と言っているので、私はびっくりした。私が博士の『随筆選集』を買ったのは、たまたま見つけたからで、露伴が言及しているとは知らなかった。 読書はこういうネットを発見し、自らも参画して探書しながら知の繋がりを編んでゆくことにも、楽しみがあるのだと、中・高校生諸君には話しておきたいなー。