きょうも暑くなりそうなので、朝6時に柿の木の害虫駆除のための薬剤撒布を開始。
柿の木は一本だけなので、作業は20分ほどで終了。その後、8時頃に見てみると、薬剤効果抜群、おどろくほど大量の害虫が地に落ちてていた。その数の多さにあらためて驚いた。
じつは全高の三分の一の下枝の葉は、食い荒らされてほとんど丸裸だった。私は迂闊にもそこまでなる前に気づかなかったのだが、地面が黒い砂つぶのようなものが堆積してい、それは糞だったのである。下枝の葉を食い尽くすと、なるほどこんなにも糞をするのかと、ミョウに感心した。体長2cmほどの毛虫である。いかに大量発生したかということだ。
小庭にはたくさんの種類の草木が植わっているが、この毛虫の害を受けたのは柿の木だけである。この事実も私は興味深く思った。サクラやカエデなどの葉裏にも発生するらしいが、我が家にはその樹木は無い。
柿の葉は人間も食す。私は作ったことがないが、柿の葉茶に、柿の葉寿司に、あるいは柿の葉天麩羅に使用する。サクラも人間が食用にする。人間が食えるものは毛虫にとっても食になることを本能が察知するということだ。この毛虫、ヒロヘリアオイラガの幼虫である。
1ヵ月後くらいにもう一度、駆除薬を散布しよう。
気温がどんどん上がっている。わが町の最高気温は36℃あたりまでになる予報がでている。
青柿のひとつだになき夏無惨 青穹(山田維史)