昨夕は激しい雷雨があった。一夜明けて今朝はすっかり晴れ上がり、また暑くなる予感がした
雷雨に叩き落とされたのだろう、蝉の抜け殻が二つ庭に落ちていた。きのうのブログ日記で、葉の下陰にくっついていた抜け殻の写真を掲載したばかりである。二つの抜け殻を拾って、また撮ってみた。
抜け殻をつくづく見ながら、背に一筋の割れ目を入れて、よくもまあこんなに上手く抜け出せるものだと感心する。脚の複雑に入り組んだ関節や爪先、触覚、眼球・・・じつに見事に脱ぎ捨てている。熟達のストリッパーだって、こんなにするりと衣装を脱げないだろう。往年の日劇ミュージックホールのスター、アンジェラ浅丘孃だって、学生の私を焦らしたものだ。ははは。もちろん岸田氏が首相を退陣しても、日本政府が着古した襤褸衣装をきれいに脱げはしまい。蝉にも劣るというところか。