連日の降雨がようやく霽れた。週末は好天がつづきそうだ。このときを待っていた。昨年末と今年に入って夏前と、二度にわけて家の修繕をした。外装は職人の丁寧な仕事ぶりで満足なできとなった。二度目の部分もまあまあの出来なのだが、私は満足できなかった。こちらの注文どおりにするのが難しいというのである。そんなことはあるまい、と私は思った。工夫すればできるだろう、と。で、三度は頼まない、と私は言った。私が自分でやる、と。
職人を帰らせた後で、私は修繕したい箇所の構造を調べた。そしてその箇所のような工事に使用する道具ではなく、他の分野の道具を流用すれば私が望んでいる出来上がりになる、とほぼ確信した。もちろんその道具を新たに調達しなければならないが、それとて、三度目の高額費用を考えれば10分の1の費用ですむだろう。
というわけで、雨が霽れるのを今か今かと待っていたのである。
資材はすべて購入してある。いろいろ用事をすませてから、午後4時になってさっそく最初の下地作りに取り掛かり、1時間ほどでやり終わった。明日、明後日と、二日ほどで完成するだろう。尤も、明日の作業が一番大変ではあるが。・・・まあ、私のお手並みをごろうじろう、である。