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世の中には酔狂なことを好む御仁がいる。
ワタクシなぞはそのものが酔狂みたいなものだから屋号を「酔猫庵」としている。 いままでの所業からすれば同輩からも「おまえアタマおかしいんじゃね?」と野次られたことは数知れず。 もっとも本人はそんなことは意にも介さず生きているのは人生を謳歌することこそが我が人生だからだと信じているからである。 さてそんな能書きはどーでもいいとして東京ー大阪間を自転車で24時間以内に走破するキャノンボールというのがある。 どんなルートを通ってもいつやってもいい。 ルールは簡単 ・東京日本橋~大阪梅田を24時間以内に自転車で走破する ・全て自己責任、自己完結 ・単騎 である。 サイクリストの間でも都市伝説的な所業の一つであろう。 東京~大阪まで540kmを24時間以内である。 普通の人にはまず無理である。 自転車やってます!みたいな人でも難しい。 そんなことはワタクシにだって簡単にできることじゃないんだけれども 「やってみたい!」 と火がついてしまったのでロードバイクを購入して挑戦することにした。 しかし、そう簡単にはで達成できるものではないのでよく研究してみている。 研究のポイントとしては ・ルート ・気象 ・時期 の三点である。 もちろん身体というリソースが非常に重要なんだけれども今回はそこは別にして3つの研究ポイントを自分なりに探ってみたので詳らかにしたい。 <気象> 自転車がアウトドアを走行する以上、気象を気にしないでは走れない。 24時間も走るのにわざわざクソ暑い炎天下の中を走行すれば日射病になります。 また極寒の時期に走れば寒さで体力を消耗し走れなくなります。 そんなことから寒くもなく暑過ぎもしない時期を探ってみました。 気象庁が2011年に観測した平均気温をまとめてみたものです。 東海道各地の平均気温、最高の平均気温、最低の平均気温を月別にまとめたものです。 当たり前ですが真冬は日中の平均気温が10℃を下回ります。 これじゃ装備で重くなるし寒いですよね。 7月、8月を見ても平均気温は25℃以上ですから給水でのピットストップが多くなります。 となるとやはり4~6月、9~11月あたりがよさげですね。 5月あたりは日中の温度差が小さいことにも注目できます。 温度差といえば峠の温度も気になります。 3月や12月あたりは峠道は凍結する恐れがあります。 これは気象庁のデータではありませんが箱根の温泉街の年間平均気温のデータです。 あたりまえですが寒いです。 現実にはプラスマイナス5℃くらいは変化するので4,5月や10,11月はかなり寒く感じます。 となれば下りでアームウォーマーやレッグウォーマーがないと大変かもしれません。 それにしても東海道エリアは年間平均気温が非常に似通っています。 やっぱりそれなりに海に近いというところが影響していると考えてもいいのでしょうか。 自転車に与える影響が大きい気象条件として風があります。 向かい風の強い日に自転車をこぐくらいツラいものはありません。 当然ながらキャノンボールも向かい風では24時間以内の達成が難しくなります。 できることなら追い風で走り続けたいものです。 キャノンボールは周回コースではないので西、または東からの風であれば追い風基調で走り続けることができます。 では各地点の風向きと風速をみてみましょう。 これも気象庁2011年のデータを元にしています。 気温としてちょうどよい4~6月は西風となる傾向があります。 9月あたりは東からの風の場合が多そうです。 実際、秋になると東海道は東風一辺倒になる日があるのでそういう日こそ東京発大阪行きにぴったりです。 辻堂あたりでは海に近いことから午後になると風が強くなる傾向があります。 となれば午後に辻堂付近を抜ける場合には出来れば追い風となるような条件となるように走行時間を調整したいところです。 風の強さと向きはYahooの天気予報にある風予報が非常にためになります。 また天気図を毎日眺めていると風向きや天気の予想も出来るようになってくるので毎日見るクセをつけておくといいかもしれません。
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最終更新日
2012.04.12 08:06:14
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