カテゴリ:自転車
岩手県に入っても暑さは変わらず走るのが苦しい。
時々すれ違ったり追い抜いたりするチャリダーというかランドナーも同じだろう。 すれ違うときは手を挙げたり頷いたり。 追い抜くときには「頑張って〜」と声をかけて抜いていきます。 東北を旅するチャリダーは自転車の両サイドに大きなバッグを取付けてキャリアにも荷物を積んで重そうに坂道を上って行くのがちょっと痛ましいです。 自分は東京から青森まで1.5日で走りきる弾丸サイクリングだから荷物は最小限。リュックも背負わないから着替えもないし、ウィンドブレーカーだって持っていません。夏だけしか出来ないロングライドのカタチかもしれません。 基本的にはスマホとカード類と現金1万円分くらいで、あとは補給食と簡単な修理道具のみ自転車に括り付けていますからサドルバッグとステムバッグがあれば事足ります。 今回も自作のステムバッグを用意して使っていますがすこぶる良好。バッグそのものは100均で購入した布地タイプのペンケースなんですが、その中にガムだとか塩分補給タブレットだとかちょっとした補助食品を入れています。 しかしこの暑さでタブレットは半ば溶け出し食べるのにちょっと苦労する有様で我ながら情けないです。 暑いから塩分補給タブレットを摂取したいのに溶けてうまく食べられないのですよね。こんなトラブルもあるんですな。 一関を過ぎて前沢辺りでやはり暑くて熱中症になりそうだったのでたまたま見つけたダイソー岩手前沢店に無我夢中で飛び込むと、エアコンが効いていて超気持ちいい。 ダイソーに立ち寄ったのはにはもう一つの理由があってヘルメットに取付けているTOPEAKのヘッドルクスの電池が切れそうだったので、それを購入するために立ち寄ったのよ。 CR2032の電池を二個使うのでその補充です。ついでにサイダーも買ってゆっくり飲みます。 すぐ隣にコンビニがあったので水2リットルとおにぎり2個、サンドウィッチを購入して、サンドウィッチだけ無理矢理胃に押し込みます。暑さと怠さで正直固形物を受け付けません。 この時点で16時。450kmほど走ったところで23時間が経過しています。 ここから盛岡までが80kmくらいあるので7時過ぎには盛岡市内に入れそうです。 少し陽が傾いてきたけれども、それでもアスファルトの熱気は凄まじくコレで岩手なのかよ・・と嘆く程だ。 そういえばツイッターでフォローしている方々もどういうわけだか揃いに揃って東北方面にそれぞれ走りに出かけているのだがみなさんどうなんだろうか? iPhoneの電池があまりもたないのでツイートを眺めるわけにもいかず、そのまま走り続けてはいますが。 北上を抜け花巻に入ると国道四号線のすぐ脇にいわて花巻空港が見える。もうそろそろ日没なのでもう飛行機も来ないだろうと思ったけれど、ちゃんと旅客機がランディングしてきた。 カミさんが一時期盛岡に住んでいたので盛岡に行ったら冷麺でも食べてきなさいと行っていたのを思い出し、時刻も日没を過ぎてちょうどよいところで盛岡市内に入ったから冷麺をやっていそうなお店を探しながら自転車を進める。 が、しかし盛岡=冷麺だと言われていたくせにそんな店は皆無である。あるのはチェーン店のレストランばかりなんだよ。おいおい、盛岡ではもう冷麺食べないんじゃないのか? ガセ情報かもしれないので盛岡駅に最も近づいた地点で冷麺をやっていそうな店がなかったら適当な店で夕食を摂る事にする。そうじゃないと時間が勿体ないしね。 で、案の定。冷麺のお店は見つからずそのかわりにいい感じにくたびれた定食屋を見つけたので、それに決定である。 いまどき街道沿いにこういうひなびた定食屋もレッドブックもんかもしれない。 火照った身体を冷やしたいので定食屋に入るとなんとエアコンが効いていないのだ。えぇ〜。一瞬退店しようかと思ったが、ここまで来ると面倒なのでそのままテーブル席に座り込む。 座ってみると壁に扇風機は回っているものの天井付近の空気をかき混ぜるためのもので、人間を冷やすためのものではないようだ。でも、フシギな事に扉が開いているので風がよく抜けるから暑くはない。 メニューも昔ながらの定食ばかりなのでここはハムエッグ定食を頼んでみた。 すばらしいね。きょうびのチェーン店系レストランと違いフルスクラッチの定食だよ。 おばちゃんからどこから来たのか?と尋ねられて「東京から・・」といつものちょっと面倒な説明をしながら完食。 汗で塩分が抜けた身体にみそ汁が超うまかったと伝えて店を出発する。 つづく
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最終更新日
2013.08.26 22:25:06
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