カテゴリ:自転車
公園のベンチで放心しているととてもスマホを弄る気力も湧きませんでした。
これからやるべき事を思いめぐらす。郵便局で荷物を引き取る、風呂に入る、弘前へ行く。 青森中央郵便局に行って日本橋から発送した着替一式が入った袋を受領する。 ゆうパックの紙袋なので取手も付いていて便利なんだけれど、さすがにロードバイクの手荷物としてはいささか形状に問題があります。 そこで輪行袋に使われている紐をゆうぱっくの袋に通してメッセンジャーバッグのように背負えるようにしてあげたら程よくなりました。我ながら素晴らしいアイディアだ。 弘前の後輩に電話をしてこれから向かうことを告げる。 ここ青森から弘前までおよそ30km。自転車なら2時間も掛からない距離だが、すでに脱力してしまったのでなかなか自転車が進まない。 新青森駅を過ぎたところで国道7号線と津軽新城に別れる道が出て来た。 あぁ自走するつもりだったけれど、輪行してもいいよなぁ。もう面倒だもん。 ということで津軽新城駅で輪行の準備をした。 suicaが使えるものだとばかり思っていたが、そうではないらしい。現金で切符を購入しないとダメなんだそうな。 JR東日本だからsuicaが使えるのかと思っていたがそうではないんですね。 ローカル線に乗って川辺駅で乗り換えて藤崎駅で下車しました。 自転車を組み立てて目的地を目指します。 当初は駅からそんなでもない場所かと思っていましたがロードバイクで走れど走れど到着できません。 結局5kmくらい走ってようやく到着した。 ラーメン屋「さとう」である。 おう、ずいぶんと走ったなぁというところにある。 十年とは言わないけれども本当に久しぶりな後輩。今では二児の母である。 1日半を走り続けて来て汗臭いから近所の温泉を教えてもらった。 すぐそこだと教わったけれどもそれは車で「すぐそこ」の距離でした。 自転車で炎天下の中、750kmを走りきったワタクシにはとても近所とは思えない距離です。 やすらぎ温泉です。 350円と銭湯価格ですが内容はスーパー銭湯級です。シャンプーもボディーソープも持ち合わせていなかったので何度も洗って旅塵を落としました。 温泉自体は・・・ よく憶えていません。なんせ眠かったからねぇ。 ラーメン屋に戻って後輩にラーメンを作ってもらいます。 独自の醤油スープが美味しい極細麺のラーメンです。青森ではおふを入れるんだそうです。 スープがあっさりしすぎていないので750kmを走ったからだにはしみ込むように入っていきます。 この他にもキュウリやアイスまで頂いてしまいました。 後輩と家族と会話をして時が過ぎてしまいましたが新幹線の時間もある事だしと達者であるようにと願って辞去する。 そしたらトウモロコシを3本も頂いてしまった。メロンも持って行けというがそれは丁重にお断りしましたが。 さて店を出て駅まで自転車で戻るのだがたかだか5kmにどれほど時間がかかったのかというくらいに迷走した。 というのも食後なので眠気のピークが来てしまい幻覚と幻聴がひどくまともに走る事もかなわない。 いつのまにか子供達が周囲を取り囲み路面に落ちている絨毯をめくり上げようとしたところで覚めて、子供達は当然いるわけもなく、絨毯は工事用の鉄板だったりしてビックリした。 それ以外にも様々なものを聴いたり見たりしてその度に停車して目を覚まそうとするとがそう簡単ではない。 なんとか五能線の藤崎駅までたどり着いたものの次の列車が来るのは2時間以上先でがっくり。 ここは東京じゃない。ローカル線なんだと現実に直面する。が、しかしワタクシには自転車があるんだよーん。 すっかり目が覚めたのでgoogle先生に尋ねてみるとここからちょっと行ったところに奥羽本線の川辺駅があり、そこからならスンナリ青森まで輪行で帰れそうである。 クソ暑い中を自転車こいで一駅ワープしてみると次の電車まで15分しかないもんだから急いで輪行の準備をして切符を購入して無事に電車に乗る事が出来た。(輪行はやっぱり場数ですな) 電車の中での会話に聞き耳を立てていると面白い。 たぶん夏休みの高校生なんだろう。女のコ達が友達の彼氏のことについて話をしているんだけれど、その彼氏とやらが少し標準語が混じるんだそうで、そんな彼氏とつきあうなんていいなぁというような会話だった。もちろんその会話は思いっきり青森の方言でした。 そうか青森では標準語を喋るヒトというのは希有なのか。若いと余計にそういうことも敏感になるよなぁ。さっきのラーメン屋にいたお客さん達だってみんな青森の方言で2割くらいはワタクシにはわからない会話していましたし。 そうこうしていると新青森駅に到着したので下車しました。新青森駅は新幹線の終着駅なので有料の手荷物預かり所があるかと尋ねてみましたがないとの事。残念。 この時、15時半でしたが乗るべき新幹線は19時半ですからまだ時間はあります。しかし、荷物を持って疲れた身体で街中の寿司屋を渡るのもかったるい。 そこで新青森駅近くにあるあおもり健康ランドに行ってみた。 といっても輪行バッグに自転車を詰め込んだまま担いで歩くにはちと距離があるので自転車を組み立てて自走して行ってみた。 健康ランドなんでシャンプーもボディーソープもありまんねん。頭の毛穴までススが詰まった感があったので二回くらい洗髪しましたよ。 風呂もいいですがサウナがありますのでサウナと水風呂を交互に入って超気持ちいい。 webの写真と違ってもう少しくたびれた感はありますが、本物の温泉なのでヨシとしましょう。 座敷に移って石焼ビビンバを食べて仮眠ソファで一眠りしたら18時半になったので退館。 新青森駅に戻ってビールを買い込んで新幹線のホームへ移動です。発車までは20分もあるし指定席だから普通は急ぐ必要なんてないんだけれども、自転車を抱えているのでなんとしても車両最後尾の座席背後に自転車を滑り込ませたい意気込みからだ。 もちろん指定席は座席指定で車両最後方を取っているから多分大丈夫だろうけれど念には念を入れておく。 新幹線の乗車が始まるときにはまだ4、5人しか並んでいなかったので無事に自転車をシート後ろに滑り込ませる事に成功ですよ。うほ。 発車時刻までビールを開けるのを我慢していると臨席に25歳くらいの綺麗なお姉さんがやって来た。荷物を網棚に上げようとしたので手伝おうと手を差し伸べると華麗にスルーされてしまった。 あぁ残念。そのまま携帯を持ってデッキに行ってしまったら、通路向こう側のちょっとハデ目な巨乳のオネーさんがコッチ側に空いている網棚に荷物を載せたいという顔をしていたので手伝って上げたらフツーな顔で礼を言われた。それだけ。 発車ベルがなると同時にビールで一人乾杯! ぷはぁ〜 750kmも走ったあとのビールはうまいわな。2缶買って来たもののそれで足りず三缶目を車内販売のオネーさんから購入。ついでにツマミも購入。 隣のキレイなオネーさんはその細くて長いトレンカの脚を伸ばして寝ている。そしてそれを肴にビールを飲るワタクシ。おっさんやな。 よくみると顔だちは6/10点くらいなんだけれど、品がいいというか落ち着いているし、お召し物も安くない身なりで身請けしてもいいと思うくらいだ。 つまりビールを飲んですっかりほろ酔いになるとワタクシも寝入ってしまい気がついたら大宮を過ぎたところだった。お茶を飲んでカミさんに横浜駅まで迎えに来てもらうようにメールをしておく。 無事に終点東京駅に到着し荷物がデカいワタクシは最後に下車するつもりだったのだが、通路側のキレイなオネーさんはまだ寝入ったままだ。くっそぉ・・カミさんに今日は泊まりで明日帰ると連絡しておくべきだったな。オネーさんをやさしく目覚めさせてあげると慌てる風もなくゆっくりと起きて支度を始めた。 うわぁ・・ カミさんに連絡していなきゃこのままお持ち帰りなんだけれどもなぁ・・と内心悔やみつつ二人で最後の下車となった。 つづく 軽量・長時間タイプで、トレーニング効率が飛躍的にアップ!■価格改定■【プライスダウン】Edg... ********************
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最終更新日
2013.09.01 06:57:13
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