カテゴリ:TOT(東京-大阪-東京)
朝5時過ぎには目を覚ました。
3時間ほどしか寝ていないがスッキリした。 チェックアウトを済ませて外に出ると午前6時。 気温は15度くらいだろうか。ウィンドブレーカーを着ていても寒い。 この時間はまだ目が慣れないのでライトをつけて道路に出てみると・・ 三度目の素晴らしい日の出が迎えてくれた。駿河湾に浮かぶ太陽が昇るにつれて気温も少しずつ上がってくるのがわかる。 生きているって素晴らしい! とはいっても健康ランドで朝ご飯を食べ損ねたので静岡名物スマル亭に立寄ります。 キャノンボーラーならみんな知っている興津ー由比にあるスマル亭です。 エビ天うどんをすすりながらコレからの行程を考えます。ここから東京までおよそ150kmか。千本松は単独だとかなり苦戦しそうだし、箱根を回避して熱海峠経由で真鶴に出るのは昼前かな。そこからR134から藤沢を抜けて横浜、そして六郷橋で支援者と会えるのは午後3時くらいか。東京には夕方には到着できるだろう。そう算段して出発する。 早朝の由比駅前にある定食屋でこの時間から桜海老定食をやっているのにもの凄く惹かれましたが、ここは我慢して先に進みます。 富士川を越えた辺りからなんとなく右ひざが痛み始めてきました。おかしいなぁ。そんなにトルクをかける走りはしていないのだが。しかし、痛みは次第に強くなるので困った。このままで千本松の長い直線道路を走るのかと思うと憂鬱になる。 ところが吉原の駅前付近で朝練と思わしきローディー二名がへこたれていたワタクシを風のように追い抜いていったではないか。すぐに追走開始。膝が痛かったことも忘れて30km/hでの3両編成で東に進む。 追走されているのがバレると急に速度を上げてきた31km/h 32km/h そしていつのまにか35km/hで巡航しているのである。 こちらとて600kmを走った脚でそんなに走られたら追いついていけないが、ここで千切られるとダラ下がりになるのがわかっているので一生懸命ついていく。なんだ、やれば出来るじゃん。 信号停車でちょっと会話。どこから来たのかの問われたので「大阪」と応えると案の定「?????」と二人とも意味わからない様子。さらに三日前に東京を出発してきたと伝えるとますます奇人を見るような目つきに変わった。 走り始めてからも「わからん」とか「信じられん」とか言っている。まぁそりゃそうだろうな。 沼津の街中でお別れして熱海峠に向かう前に補給をするためにセブンイレブン沼津御幸町店で唐揚げ棒やメンチカツなどを食べて補給を行う。 これから峠というのに水を2リットルも積んでいくのは酔狂かもしれないが、航続距離が伸びるのでこうしている。熱海へは県道11号線で熱海峠のやや南を登って越えていく。最初だけキツい斜度があるけれどもあとはそんなにキツくないのがこのルートのいいところ。それでももう600km以上は走っているのでそんなに元気よく登る事は出来ない。 ズルいダンシングで登るのもいい加減腰が疲れてきた。そりゃ三日目だもんな。こういうときにはエロいダンシングである。帰ったらソープランドへ行って逝ってやるんだ!という一心でペダリングするのである。そうなるともう女のこと以外に余計な事は考えなくなるのでペダリングに集中できるわけだ。ちなみにツールの選手達が毎日走れるのはエロいダンシングが出来るからである。彼らはレースが終わったら女を抱く事しか考えていないから走れるのであるw 峠のトンネルを越えて壁みたいな坂を下ると熱海の町に降り立つ。R135で小田原方面に向かう道はアップダウンが小刻みに続くものの、小刻み故に位置エネルギーを登りに使う事が出来るという一面があるので箱根を嫌う理由の一つにしている。 三連休の最終日のせいか道路は混雑していて走り難い。渋滞しているよ。昼飯をどうするかと考えてはいるが、これでは道路沿いの定食屋に入る気が失せたので小田原まで走り抜ける事にするが、膝の痛みがヒドくスピードが全然出ない。 小田原のクランクのところにある鯵ラーメンの鯵壱北條でランチにします。 木桶に入ったラーメンです。しょっぱいラーメンが最高! 休むと膝の痛みが引きますが、走り出すとまた痛み始めます。R1のアップダウンもいつもなら30km/hで快走するはずなのに25km/hも出ればいいところ。下りですらそのような有様です。 R134から藤沢駅前を抜けて遊行寺の坂の前で支援者さんにメールを打ったのですが、ここで降車してしまったら遊行寺の坂を乗車して登れなくなってしまった。仕方がないので押して上がる。 R1に復帰して原宿の交差点は相変わらず渋滞しているが、そのくらいでちょうどいい。戸塚駅前は日立のソフトウェアの建物を目印にして右折してアンダーパスでJRを越える。 だが、ここからがキツい。ズルいダンシングのシッティングとスタンディングを切り替えるときに右ひざがもの凄く痛むのだ。戸塚から権太坂までの登りがこんなにキツかったとは知らなかった。保土ヶ谷からは横浜まで一気に下り坂だが全然スピードが出ない。 R15は速度が出るはずなのにもうヘロヘロでママチャリみたいな速度で車道を走るロードバイクとなっている。鶴見を過ぎて川崎まで来ると支援者と落ち合う六郷橋はすぐそこだ。 支援者さんの一眼で激写して頂いた。 支援者さんはこの日のためにBSモールトンで六郷川までお越し頂いた。ありがたや。少し話し込むと元気が出た。 橋の上で別れて東京都内に入ると梅屋敷まではコンディションの悪い路面が続くのでキツい。 平和島を過ぎた辺りからブリヂストンのロードマンに乗ったおっちゃんにツンツンされながら御殿山の坂をなんとか登るとこれで上り坂は終了。 品川駅前の信号待ちでようやく写真を撮る余裕も出てきた。高輪のBMWで昔、世話になった営業マンを目で探すが見当たらず。このあたりから痛みとかどうでもよくなってゴールする光景だけが頭を支配している。 新橋を過ぎたところで昭和通りを進むか中央通りを進むか迷ったが、ここは最後なので中央通でキラキラした銀座の街を抜けてみる。 信号機には何度も引っかかるがもう脚がないので気にならない。 そしてようやく約束の地が見えた。 ゆっくりと進む速度を変える事なく日本橋の交差点に到着した。 つづく
ブリヂストンのロングライド向けロードバイクといえばこれ。 ********************
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最終更新日
2013.10.26 09:28:26
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