カテゴリ:TOT(東京-大阪-東京)
朝7時過ぎに梅田を出発です。東京を出発してからおよそ40時間。こんな時間に大阪から出発するとは思ってもいませんでした。
もともとは昨晩の23:30には大阪を出発するはずだったのです。が、7時間以上も遅れているのはなぜでしょうか? まず予想以上にリアキャリアの荷物が重くて加速しないということがあります。これは誤算でした。 東京を出発して御殿場辺りまではまだピンピンしていたのでそれなりに加速していたのですが、御殿場以降は加速が鈍くなり、鈴鹿山脈を越えたあたりで速度が伸びなくなっていました。 それと体調不良というのもあります。言い訳にしかならないのですが、やはり一睡もせずに出発して途中で仮眠すればいいや・・ というのは自分としてはよくないみたいです。ベストはしっかり寝て朝出発。今回は台風接近に伴い0時出発を早めて17:30出発にしたのですが、会社から帰ってきて支度をしてそのまま日本橋からのスタート。健康ランドやビジネスホテルで寝ているのに眠いのですよねぇ。 それもこれもありつつ、このままでは台風に飲まれて東京到着がキビしいのではないかと予感しつつも大阪の街を抜けて行きます。 復路は清滝峠を抜けて行きます。このルートはワタクシとしては未踏ルートなので調査の意味も兼ねております。 鶴見緑地を抜けて走っていると朝から散歩の人と多くすれ違って行きます。第二京阪と並行して走る部分はルートラボでコースをひいて、google mapで確認してはいましたが「本当に自転車で走れるのかどうかわからん」状態でした。 結果からすると走れるのですが、側道とR1の本線を行き来しながら進む事になりました。信号機に引っかかりにくく思ったよりも走りやすかったというのが印象でしょうか。 宮前町からはR163に乗り換えて清滝峠を目指します。前方には凶悪そうな直線でずっと続く上り坂が見えてきました。近づいてくるにしたがい、本当にイヤ予感がしてきました。 上り坂はやはり10%近い斜度が延々と続いているのでダンシングでジックリの登るしかありません。 清滝峠を目指すと書いてはいますが、実際にはトンネルを通過するルートを選んでいました。ところが事前に設定したルートではトンネルへのエントリが一方通行で進入できなかったので、すぐ近くの階段をバイクかついで降りるというハメに。 やっとこさトンネル脇の歩道まで降りてトンネルを潜ろうとしたら大阪側からは3%ほどの登りトンネルでまたヒイコラ。トンネルを抜けたら歩道が切れていてどうしたらいいのかわからず10分ほどさまよってしまいました。 まだ道路建設中なのできちんと整備されていないお陰でエラい目に遭いました。ここは素直に清滝峠を抜けるルートがベストな選択でしょう。 ここからずっとアップダウンが続くはずなんだよなぁ・・ と思いながら木津の街に近づくと背後からローディーの集団がやってきました。 せっかくなので集団の後尾につかせてもらいます。いやぁ集団に乗せてもらえると実に楽チンです。なんせ空気抵抗がうんと減りますから。 いろいろと話しながら走りました。ワタクシがそんな重装備でどこへ行くのか? 実は東京ー大阪ー東京を走っていると返すと一様に驚かれる。そりゃぁそうだろうなぁ。 しかし最年長と思わしき御仁がビックリすることを吐露した。なんとその御仁はかつて東京ー大阪間を何度か走っているという。つまりキャノンボーラーであったという。そんな偶然の出会いがこんなところであるとは思わなんだ。 15人ほどの学生&社会人の列車はサンクス笠置切山店で休憩のようで、ワタクシも大阪からおよそ50kmを走ったところなので同じく休憩させてもらう。 補給食を買い込んでバイク談義が盛り上がるのは変わらず。20分くらい休憩して出発し県道4号線との交差点で彼らとお別れ。最後に元キャノンボーラーの御仁に列車に乗せて頂いたことを感謝する。偶然の出会いではあるが忘れがたき思いでになるだろう。 列車から離れて単騎で走るとなると途端に遅くなる。脚が思った程に回らないのもあるが、眠気もまたマシマシでキツい。伊賀の手前が大きな登りになっていてなかなか登れない。自分でもわかるくらいにフラフラしている。後方からクルマが接近すると端に避けるが、インナーローで回すようにしているのに徒歩みたいな速度しか出ない。峠らしきポイントまで登ったところで降車。ストレッチして気分転換するとスッキリした。 そのまま下るとあらま伊賀の街に。お昼前なので何か食べるかな・・ そう思いながら伊賀の街を眺めていると牛丼屋が。牛丼食べたら眠気もどっかいって普通に走れるようになった。 伊賀を過ぎると次の山場は加太のダートだろう。R25線という2桁の国道なのにも関わらず未舗装路という珍しい区間が存在するらしい。 アップダウンを過ぎて行くと採石場が見えてきた。聞くにこの採石場に出入りするダンプが舗装路を痛めてしまいアスファルトが剥がれていつしかダートになったと。 すると確かにダートがあらわれました。本当に砂利道というかダートです。自転車からは降りずにスタンディングでゆっくりと走れば大丈夫です。25cというタイヤサイズのお陰なのかもしれませんが。 このダートは夜間の通過が難しいですね。街灯も特にないのに前照灯だけで突破するのはチト無理があります。まぁ自転車降りればいんでしょうけれど。 三重県の新所町でR25からR1に乗り換えサンクス亀山インター店でピットイン。時刻は午後1時。大阪出発して100km。それをおよそ6時間というところか。 補給食を買い込んでツイッターを眺めると、TNTに挑戦しているきんぢさんが浜松付近でリタイヤしたという事を知って驚いた。確かに向かい風がキツいとは書いていたが、そこまで強いのか? 台風接近に伴い亀山もそれなりに風が吹いているが。 ボーナスステージともいえる亀山バイパスを走り始めるも下り基調にも関わらず速度が伸びない。いままで亀山バイパスは登り側しか走った事がなかったので知らなかったが、下りはずいぶんと速度が出るはずなんですね。 なんとか四日市市街まで降りてくると「都会」に戻ってきた気がする。そういえば大阪を出てからずっと山の中を走っていたんだものな。 しかし、四日市からは渋滞が断続的に名古屋まで続く。速度は伸びないもののクルマがあるお陰で向かい風にならず、疲れた脚にはちょうどいい負圧で前に進ませてくれる。 木曽三川を渡ると名古屋がもうすぐ。スピードも復活してダンシングを多用しながらビュンビュンと前に進む。スゲー気持ちいい。 もちろん座骨やオマタのあたりはすっかり擦り切れていて堪え難い痛みなんだけれど、速度が乗ると少しだけ忘れるような気がする。名古屋中心地には16時過ぎに到着。 前半は遅れに遅れたけれど、後半の出だしはまずまずかな。
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最終更新日
2014.11.04 03:21:59
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