カテゴリ:バイク
おはこんばんちは。
2週間過ごしたスペインとも明日でお別れ。 本当は朝から自転車でサンセバスチャンという大西洋の街まで行くつもりでしたが、昨日の疲れが抜けきらず今日は完全OFF日に。 朝からブログ書いてビール飲んで家族とFaceTimeでチャットしたり。 近所のカルフールにて€99で購入したMTBを持ち帰るわけにもいかず、誰かにあげようかと。 ちょっと外に出て適当な人にMTBをあげることにしました。 その前に、まず昼ごはんということで向かいのバルへ。 いつものバルでビールとランチを注文してスペインの午後を楽しむことにします。 バルの前に鍵をつけずに放置してみました。 まず、日曜日ということで誰も歩いていません。一部のイギリスを除けば欧州では日曜日はみんな休みなわけで、誰も出かけるアテがないので当然なのです。 しばらくすると女の子がやってきました。 しかし自分の自転車を駐輪しただけで、持っていってもらえたわけではありませんでした。 ちなみにこの女の子、向かいの医療大学に通う女の子で可愛いのは内緒だ。 飲んだくればかり集まるバルでは、これまたくだを巻く老人がワーワーしゃべっている。 どこの世界も一緒ね。 日本人はスペインバルに変な妄想バイアスかかっていますね。 バルはバール。イギリスならパブ。飲み屋ですから簡単なご飯しか出て来ません。 パエリアとかチュレトンはないです。それはレストランに行ってください。 その代わりにピンチョスやこういったバル飯は食べられます。 クリーム色のはマッシュポテト。豚肉と赤ピーマンのソテーです。 これにバゲットがついて€10です。つまり1500円くらい。どうですか? 若い人はバルにはなかなか来られません。 ビールを3杯も飲んで過ぎ行く人を見送り会計して近所をぶらつきます。 やっぱり人がいない。 そうです。 MTBをあげたくても、それ相応の人がいないのです。これは誤算だ。 しかたがないので子供達がいそうな場所に移動してみた。 小学生じゃワタクシのMTBには乗れないなぁ。 でも、みんな元気そうにフットボールしている。 パン屋でワインとチップスを購入しようとレジに並ぶとモンモンいれたお兄ちゃんに 「床に落ちている€10扎は、お前のじゃぁないのか?」と尋ねられた。 まだ財布も手にしていないのにそんなわけないので、違うよと返したが、このあたりからしてこの街は人がいいのかもしれない。 パン屋を出てベンチでどうしたもんかと思いあぐねいていると家族写真を撮影している場面に出くわした。 結局、この女の子はシャッターを押せなかったけれど、ヨーロッパには日本にない良さがまだあると気付かされた。 ワタクシが15年前にイギリスで働いていた時にイギリスの若い人は職につけなくなるのを目の当たりした。日本も近いウチにそうなると予見したら、その通りになり、欧州全体も食えなくなってきた。 でも、日本と欧州はちょっと違う。 もちろん仕事は厳しい。スペインは日本と違い簡単にクビにされる。 どんなに努力したって全体の流れで失職することもある。 仕事熱心だけれど、みんな失職したときの手立てをなんとなく考えている。 プランBは常に用意しましょうよ。 日本の人って、プランAしかないじゃないですか。 絶対にプランAを通す。それが折れることは許されない。どん詰まりみたいになっている。 どこかでプランBに切り替える決断しないと、本当にダメになってしまう。 自死したり鬱になってしまったり。働き方改革は考え方改革なんじゃないのかな。 なんか勝手に書き連ねてごめんね。 通りすがりの男の子に声をかけてMTBをあげた。不思議な顔をしていたけれど、またがって漕いで帰っていた。 そんなチャンスも巡ってくるからさ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.10.01 11:49:53
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