カテゴリ:エクストリームロングライド
予定通り午前1時に起きる 目覚ましが鳴る1分前に目覚めるとは日頃の行いがいいからか。 出発まで時間ないので朝食はカレー、コロッケと味噌汁で済ませる。水は多めに飲んでおく。 此の期に及んでシューズを悩む。前回、前々回の本州一周試走で自分の足とニューシューズとのマッチングがイマイチだったことが不安になる。 ただ、ここまで半年近く履き込んできたので、もういいんじゃないのかと考えて、ニューシューズで走ることにした。
午前1時50分に自宅出発しJR安土駅へ向かう。駅前でツイートしたらちょうど午前2時出発だ。 路上の寒暖計が示す気温は13度と予定通り裏起毛ジャージでちょうどいい。指ぬきグローブなので、指先が冷えるくらい。走りながら中華GoProでところどころ動画を撮る。 最初の25kmを1時間ちょうどで通過。これは予定通りの進捗。北西からの風が2mくらいと微妙に向かい風。 次の50kmは時刻表から5分遅れての通過。長浜市街でのストップアンドゴーで加速が鈍る。理由は荷物が重いからだ。自分でもちょっと重すぎるとはわかっていたが、雨天の可能性が捨てきれないこと。途中でリタイヤする可能性もあることから、どうしても安全寄りの装備を選択したため、荷物が大きく重くなったのだ。 琵琶湖の北側。湖北から気温がじわじわ下がる。最低気温は11度。身体はちょうどいい温度だが、下りで指先が悴む。
R303若狭街道を走るころになると夜も明ける。淡々と登って滋賀県から福井県へ。 最初の100km地点であるファミリーマート小浜東市場店へは予定時刻から8分遅れての到着。もう何度も訪れているコンビニで朝食タイム。エクストリームロングライドは走る、食べる、寝るのバランスが崩れたら破綻する。どこまで自己管理できるかが勝負かなと。
22分で朝食とトイレを済ませて出発する。時々現れる日本海を見ながらも追い越していくトラックの負圧を利用して速度を稼ぐ。それでも向かい風なので、失速しやすいし、上り坂は遅いので思ったよりも進まない。
気温はぐんぐんあがり福井県から京都府に移り変わると、24度の表示もある 裏起毛ジャージで走る気温ではない。それでも初日は385kmも走らなければならないので汗かきつつ進む。
出発から8時間40分ほどで196km地点にある道の駅「やくの」で昼ごはんにすることにした。走りながら食べる補給食はコンビニ食になるのは仕方がない。しかし、昼と夜はちゃんと食べたい。道の駅にはレストランがあったので、カツカレー定食を頂く。1,180円とチト高価だが、ちゃんと野菜も摂れるのは嬉しい。繊維質を食べないとお通じ悪くなるので。 レストランでシューズを脱ぐ。やはり靴擦れを起こしている。右足、小指の付け根あたりが擦れて痛い。左足首もなぜか痛い。
道の駅を出発するとすぐに兵庫県となった。ウェアから汗臭さが立ち上るし、写真を撮るために止まると、汗でアイウェアが曇るほどだ。
兵庫県の標識写真を撮って走り始めてすぐにパンクした。石ころを踏んだ時にリム打ちした感触あった。すぐに後輪の感触が緩くなったので路肩に避けて歩道へ逃げ込んだ。今月2回目のパンク。パンクの神降臨か。 チューブに2箇所穴を見つけたので、リム打ちにちがいない。継ぎ接ぎだらけではあるが予備のチューブに交換する。歩道に避けてから20分でREBOOT。時間を失うことは睡眠時間が減ることになるので、急いで対応しなければならない。 走り始めると若干、空気圧が足りないせいか下りでフラつく。でも、低圧の方が超長距離ではケツへのダメージが少なくて済む。すると次の段差で中華GoProが吹き飛ぶ。路上にぶちまけられた中華GoPro。 なんでだよ!と怒鳴りたくなる前に自転車を路肩へ倒し、超急いで中華GoProを回収。後続車に踏みつけられたらオシマイだからね。 カメラ本体と防水ケースはすぐに見つけたが、防水ケースのバックルが見つからない。あたりを2、3往復すると見つけた。これで回収できた。パンクにカメラ飛散とトラブル続き。やっぱりカメラにはバンジーコードを取り付けておくべきだったか。もう、中華GoProはボタンが硬く押しにくいので別のを購入するよ。 で、走り出してから録画しようとしても録画できない。なぜだ? あんまり時間ロスできない。優先順位はできるだけ早く宿に到着することなので、カメラについては一旦忘れることにする。 R9で兵庫県から鳥取県へ抜けるためには山の中を延々と走る。凶悪なループ橋を登ってこの日、最高地点となる但馬トンネルを抜ける。トンネル内は冷房が効いたかのように涼しいが、身体が冷めない。トンネルを抜けると目がチカチカしてる。暑さでオーバーヒートしているんだろう。 峠を下った先にあったコンビニ、ローソン香美町和田店で予定外の休憩をとる。 アイスコーヒーを飲みながら身体を冷やす。カメラのことなど考える余裕がないほどに火照っていた。時刻は午後2時。アイスコーヒーと即効元気アミノ酸ゼリーを飲みながら同じように走っている仲間の様子を確認する。仲間同士はGoogle mapで位置共有しているので、おおまかにどの辺りにいるのかわかるのだ。もっとも西側を走っているのはワタクシだけなので、当分は誰ともスライドする予定もないけれど。
アイスコーヒーの氷で内臓を冷やしている間に靴擦れの様子を観る。現時点ではプロテクトS1を塗り込んでおく。この先も痛むようなら絆創膏を買って当てよう。暑さにヘコタレっぱなしだと時刻表から遅れるので出発。 兵庫県と鳥取県の境にある峠の蒲生トンネルを抜けるとこの日、最後の大きい峠は終わり。
スタートから267kmでようやく鳥取県に入る。長かった。下り基調の道を走って鳥取市の中心地を目指すと空腹がやって来た。これは次の大休止である300km地点まで腹が持ちそうもない。 278km地点に道の駅「きなんせ岩美」で少し早いけれど、大休止にする。ここからならこの日の宿まで残り100km。ここで大補給して一気に走りたい。 だが、残念なことに道の駅のレストランは15時で営業終了と。惜しい。今、15時過ぎたところだよ。がっかりしてもどうにもならない。そういえば中華GoProが録画できなかったことを思い出した。調べてみると「SDカードが入っていません」という警告表示されている。んな馬鹿な。カメラ本体を防水ケースから取り出してみると確かに刺さっていたmicroSDカードがない。さっき、中華GoProが吹き飛んで地面に叩きつけられた際にmicroSDカードも飛散してしまったのだろう。ここまでコツコツと動画録画してきたのが全てパァかいな。
道の駅に併設されていたローソンで偶然にもmicroSDカードを入手できた。がっつりと中華丼を食べながら再セットアップする。 残り100kmなのでトイレでプロテクトS1を塗り込もうとしたら背面ポケットに入れていたはずのプロテクトS1がない。どこかに紛れたり食事中に失ったともの思えない。あるとしたら前回の道の駅のトイレに忘れてきた可能性がある。プロテクトS1がないと、汗でケツの皮がずりむけになる。まずいなぁ。 もうちょっと走れば鳥取市の中心街のはずだから、薬局を見つけてなんとか対応することにする。とはいうものの、鳥取の中心街まで小さな峠を越えたりと「すぐそこ」という距離ではなかった。
途中で鳥取砂丘も見えた。もっとゆっくり眺めたいところだが、時間がないので1ショットだけ写真を撮って出発。
ドラッグストア171(いない)という初めて耳にする薬局に飛び込む。絆創膏はすぐに見つかったが、プロテクトS1の代わりになる商品が見つからない。しかたがないので白色ワセリンを購入。靴下を脱いで靴擦れ箇所に絆創膏を貼り、薬局にはトイレがあるので、そこでケツにワセリンをヌリヌリして出発した。 鳥取市街を抜けてからは本当に余裕がなかった。すでに予定から40分も遅れているからだ。とにかく食べながら飲みながら前に進める。幸いにも夕刻だったので、そこそこ車の流れがあるから失速せず走る。 それでも日没してからの走行は死に物狂いだった。動画を撮影する余裕がないほど。これで向かい風の雨だったら心が折れていたに違いない。この日の宿泊地である米子市まで残り50km地点となるローソン鳥取大栄店には予定到着時刻18:47に対し、18:43でコンビニレシートを受け取った。やった。50kmで挽回したぞ。それでも、路上にはほぼ街路灯もないので、パンクしようものなら手こずること間違いなし。先を急ぐ。 かなり焦りはあったもののなんとか米子市中心街に入って落ち着いたかと思ったが、それからが大変だった。路面は荒れ放題で、かなり細い路地を抜けるコースを辿って米子駅を目指した。この日の宿泊地であるホテル・アジェンダに予定20:56に対し21:01とほぼ予定通りに到着できた。 自転車をホテルの駐輪場の隅に隠し、チェックイン。コインランドリーはあるか?と尋ねるとホテル内にはなく、少し離れた場所にあるコインランドリーを利用してくれと。部屋に戻り、着替えのシャツとレインパンツを履いて夕飯へ。
ホテルのすぐ近くにあった鉄板焼きTHE SHOYAが美味しそうだったので入店。肉と米だ!ということでハンバーグ定食を頼む。ノンアルコールビールが腑に染み渡る。素敵なオーナー夫妻だし、料理も美味しいのに客は自分1人。もったいない。 腹を満たしたらホテルに戻りシャワーを浴びて歯磨き。就寝は22時。5時間は睡眠できる。
初日からハードだったわえ。 走行距離385km 経過時間19時間1分 平均速度20.3km/h Day2へお気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.05.03 15:39:21
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