カテゴリ:エクストリームロングライド
午前3時の目覚ましを止めたものの、起き上がれたのは3時10分。昨夜はウェアを洗濯できたので、異臭騒ぎにはならないだろう。しかし、左足首はずいぶんと晴れているし、浴室から出るときの段差だけで痛みが走る。これはマズい。 ボトルに水を汲んで、地図を入れ替えホテルの玄関先で輪行解除する。 温泉街だからなのか、早朝にも関わらず酔っ払いが奇声をあげてうろついている。そんな最中、本州一周TT3日目は午前4時2分に出発。 明らかに足の痛みが酷く、ペダルを踏み込める状態ではない。普通なら諦めるレベルである。 平地は遅いながらも進められるが、橋などの上り坂になるとまるでトルクをかけられない。朝食は街道沿いのファーストフードでもあればそこに立ち寄ろう・・ と考えていた。うまいことに牛丼のすき家を発見。すき家山口大内店に午前4:20に朝食のためイン。 モリモリっと朝食を頂いてゴチソウサン。今回、胃袋だけはやられないで済んでいる。 うっすらと明るくなり始めた午前5時前。平坦路ではあるものの、所々に山影が見える。防府市に入ると夜も明けた。 茶臼山を登ると瀬戸内海が眼前にひろがる。出発前に存分に出すものを出してきたはずなのに便意が訪れてきた。むむ。この先にコンビニがあればいいけれど。iPhoneで探してみるとしばらくなさそう。便意は急速に発達しているので、猶予はあまりない。幸いにもこの近くに駅があるようなので、そこのトイレを期待する。 旧山陽道を走りJRの富海駅を目指す。すぐそこにあるはずなのに、こういう時に限ってなかなか着かないから焦る。
駅はどこだ!と走るとあった。ホームだけしかない無人駅だったらどうしようかと思ったが、予想よりもしっかりした駅と不釣りあいなくらい豪華なトイレだ。 自転車を立てかけてトイレに駆け込む。個室に入るとトイレットペーパーがないではないか。予備はないのか?と見回すがない。身障者用ならあるかも?と覗いてみるとこれまたない。おお、神は我を見捨てたか? しかたがない。最後は女性用トイレから拝借だ。残量僅かなトイレットペーパーを見つけた。天は見捨てなかったのだ。 無事に出すもの出して事なきを得た。これからはトイレに流せるペーパーも持参した方がいいかもしれないな。 お腹はスッキリしたものの、脚の痛みはどうにもならず、上り坂はママチャリなみの速度しか出ない。これでは330km先の倉敷に到着するのはまず無理。それよりもこの痛みで歩くのが困難になってきている。そろそろ潮時だろう。 次のJRの駅で完全撤退を決意する。雨がぱらつき始めたところで戸田駅で輪行し撤退する。
しかし、西側の土地勘がないので、ここがどの辺だかまるでわからない。iPhoneで調べてみると次の電車に乗っても自宅まで3時間は要する。しかも新幹線に乗ってだ。 まさか在来線のみでえんやこらと帰るわけにもいかないし。徳山で山陽新幹線に乗り換え京都まで移動し、そこから琵琶湖線で自宅最寄り駅に戻った。 帰宅したら午前10時をすぎたところ。衣類を洗濯機に放り込み、自転車をばらす。清掃と調整し近所のスーパーで昼ごはんを買って食べて昼寝。昼寝にも関わらず2時間ほどよく寝た。
走行距離36km 経過時間2時間30分 後日譚へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018.05.03 15:38:11
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