カテゴリ:普通のロングライド
おはこんばんちは。
和歌山県の南端にある串本に美味しいお寿司屋さんがあるということで、自転車で紀伊半島一周がてら、お寿司を食べに行ってきました。 2019年9月7日土曜日の午前3時、滋賀県近江八幡市を出発。 天気予報では、三重県に入ると雨とのこと。初めからガッつりとレインウェアを積んでのライドです。 今回のライドから、ブルベで壊してしまったGPS Garmin eTrex30の後継機、eTrex30xを投入。設定する時間がなかったので、よく利用するところだけ整えて自転車に装着。出発してしばらくすると地図のルート表示がおかしいことに気がついた。道路に沿ってナビをするのではなく、ポイント-ポイント間を直線で結んだルート表示なので、どこで曲がればよいのかわからない。 これはGPXルートといフォーマットじゃないか? 出発してから気がつくなんて。まぁ海沿いを走れば良いので、何とかなるだろう。 そんなドジな出発があったものの、R1を滋賀県の鈴鹿峠を越えると、三重県に入ると予報通り雨がポツポツ。レインウェアを着るほどではないので、そのまま走る。 ルート表示が期待と異なるが、伊勢あたりまでは土地勘もあるので、問題ない。紀伊半島東側にある伊勢をショートカットするように、松坂からR42で長い山越えをする。山間部を走ると途端に雲行きが怪しくなってきた。これは降るかな?と思うと10分後には本格的に降ってきた。 雨宿りするところなど全くないエリアだが、しばらく走って廃屋の軒下で停車。スマホで雨雲情報を調べると、ここらは降っていないことになっている。ということは、すぐに止むか? どうせ、今日は降ったり止んだりだろうからと、ためらわず出発。 その後も雨が降ったり止んだりを繰り返し、荷坂トンネルを過ぎると、太平洋に向けてダウンヒル。その勢いを借りて尾鷲まで一気に走る。 ところがここまで調子に乗って走ってきたため、尾鷲で補給するのを忘れた。もう、随分と坂を登ってきてしまったので、補給のために引き返したくはない。菓子パン一つ、ボトルの水が200mlくらいか。トンネルまで登るのがキツいだけのはずなので、体力セーブなクライミングで焦らず走り、峠のトンネルを通過。 ボトルがほぼ空のまま熊野まで下って、牛丼屋でランチ。並盛りのご飯を残してしまうほど疲れている。お店の方にお願いしてボトルの水を補充してもらった。キンキンに冷えた水なのでたまらない。飲んでみると水道水と違った味がする。とても口当たり柔らかな水で美味しい。ありがとう、松屋。 初日は19時過ぎに串本に到着予定だったが、17時前に到着してしまいそうな勢い。きっと追い風のおかげだろう。 紀伊半島南部の東側はフラットで走りやすく、案の定、16時過ぎに串本のホテルに到着できた。自転車は館内に入れさせてもらえた。感謝。誰もいない温泉を独り占めし、洗濯機をセットしたらビール。あぁ幸せ。 串本駅に近い場所にある寿司「浜田」さんへ。土曜日の晩なのに客は自分一人。滋賀県の近江八幡から自転車で来たと話すと驚かれる。まぁ300kmくらいありますからね。 このお店は、メニューないので、価格もわからない。でも、お店の人が、これはいくらと教えてくれるので、恐れることはない。 空腹なのでお任せに握り寿司を頼む。地魚ばかりの握り寿司は美味しい。東京みたいにマグロばかりの寿司はどうもね。 自転車を漕いで来て空腹のはずなのに、握りだけでもうお腹いっぱい。でも、せっかくだからもう少し食べたい。そこで水槽にいた巨大なサザエを刺身にしてもらう。サザエは日本酒とやりたいので、日本酒を頼んだのだが、和歌山には日本酒の種類がほとんどないそうな。理由は山ばかりで田んぼがないため。へー。 コリコリとした食感のサザエを頂き、シメに赤だしの味噌汁。コラーゲンたっぷりのクエが入っていた。 ホテルの部屋に戻り、目覚ましをセットして就寝。目を瞑るとあっという間に眠りに落ちた。 サラリーマンのサガか5時間ほどの睡眠で目覚めてしまう。なんと外は雨だ。走りたくないので、もう一眠り。午前1時に起きて朝の支度を済ませ出発。 路面は一部濡れているものの、雨も止んで星空が綺麗。二日目は紀伊半島西側を北上して、大阪を抜けて滋賀へ戻る。 夜間は車の通りも少なく、田辺までひとっ走り。和歌山の道の駅は、夜間に閉鎖しているところもあるため、トイレに困る。なんでだろうね? ビタミン剤とカフェインをちょっとずつ投入して走るが、和歌山市まで来ると途端に走れなくなる。道路沿いの寒暖計は35度と表示している。これじゃペース落ちるわけだ。 熱中症になりそうなので、水をたくさん飲むが、まるでダメだ。和歌山から大阪に入ったところで、もう無理と思い中華料理屋へ逃げ込む。 エアコンがガンガン効いていて涼しい&気持ちい。ラーメン食べてお腹は回復したけれど、走りたくない暑さだ。あとは大阪までR26で休み休み走った。 道路元標前に到着したのはなんと16時。200kmを走るのに、14時間も要している。輪行で帰えろうかと思ったが、また走る。 R1で京都を抜けて滋賀県へ。ボトルの水はすぐになくなるため、頻繁にコンビニに立ち寄る。ロスタイムが大きいが、仕方がない。トイレへ行っても、ほとんど出ないので、脱水間際なんだろう。かろうじて止まっているところか。 野洲のコンビニで初めて麦茶を購入。紙パックの麦茶、ビールのように美味しい。へろへろになりながらもなんとか、42時間28分、603kmを走破して終了。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.09.09 21:33:41
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