カテゴリ:自転車
おはこんばんちは。
2020年のOTO(大阪-東京-大阪)は、640km走ったところで自転車のフレームが折れかけてリタイヤになった。帰宅したら折れたのよね。 今年はスポークが折れたり、リムが曲がったり、フレームが折れたりとよく壊れ年だと思う。 もっとも、今年はよく走っている。10月時点で走行距離が19,000kmを超えている。 年間目標である20,000kmは目前というところか。 だが、折れてしまったフレームをどうするかと考えた。 1) 自分で治す 2) 新たに買い直す 3) プロに修理してもらう 1)はアセチレンガスが必要なんだよね。千葉県市川市にあるワタクシの本宅ガレージにはガスレスの電気溶接機ならある。しかし、これでは簡易的な補修しかできないだろう。それに多分、母材(フレーム)に穴が開く。 2)は欲しいロードがないんだよね。モールトンは欲しいけれど、あれはロードじゃないし、 となると3)になる。自宅から一番近いフレームビルダーは滋賀県の信楽にあるmacchi(マッキ)さんだろう。 昨晩は日本酒を浴びるように飲んだ。二日酔いになっていないのをいいことに、朝っぱらからmacchiさんに電話してみた。 かくかくしかじか説明し午後3時に伺う約束を取り付けた。 折れたフレームからコンポーネントやらフォークを外し、フレーム単品の状態にしたら車に突っ込んでmacchiへ向かう。 信楽は自転車でいつも走るところなのだが、そこを車で走るのは不思議な感覚。それにしてもよくこんな坂を自転車で登っていると感心するわえ。 ナビに従って走るとmacchiさんに到着。 引き戸をガラガラっと開けると、店主が現れた。 フレームビルダーというと、ちょっとおっかないという勝手なイメージを持っていたが、案外フツーの人だったことに驚く。 件のフレームを相談すると、しげしげと眺め「これはおもしろいなぁ」と。デモンタブル のフレームは珍しいらしい。ちなみにワタクシが今回壊したフレームは、分割式になっており、これをフランス語ででモンターブルと呼ぶ。 日本ではパナソニックが生産していた。ワタクシのはUSAのリッチーというブランドのフレーム。日本には5, 6台しかいないと思われる。 どうやって入手したのか?と問われる。実はUSAで航空機のパイロットをしている方(アメリカ人)からそれなりのお値段で譲ってもらったと正直に話した。 フレームの修理よりも、どうしたらこの分割式を実現できるかに興味があるようだ。というか普通はそうなる。一見簡単に見える分割機構だが、非常によく考えられている。もちろん特許も取得しているくらいだ。フレームカットのやり方とか、ワイヤリングの思想だとか、ダボ穴の位置だったり、フレーム屋さんならではの着目点で話が盛り上がる。もちろん設計には根拠があるから、それを読み解くのは面白い。 お互いに技術者の視点でああでもない、こうでもないと話すとあっという間に時間は過ぎてしまった。 で、フレームの修理をお願いすることにした。たぶん年内には修復されるだろう。 それよりも、話が咲いたので、今度飲みましょうということになった。 久々に楽しい話をさせていただいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.10.30 08:11:21
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