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コンセント、入っていますか?

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2021.11.11
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NJ試走Day3は、秋田県秋田市から青森港まで走り、青函連絡船で函館に渡り、八雲町まで250kmを走る。



この地図は秋田から青森までのルート。

22時に目覚ましが鳴り、コンビニ飯を電子レンジで温め23時にチェックアウトする。

なんでこんな時刻の出発かというと、青函連絡船の便数が少ないからである。

青森港を10:00出発の船に乗りたい。秋田から青森までは約180kmある。トラブルも考慮し青森港には出航1時間前には到着したいため、日付が変わる前の出発にした。

もっとも早く寝ているけれどね。



23時だとまだ若い人たちが飲み歩いている。駅前でスケートボードしてるし。

秋田駅前を出発し、30分も走ると真っ暗ななかをひた走る。

思ったよりも寒くトイレが近くなる。

ついでに眠くてパワーが出ない。6時間くらいは睡眠したい。4時間じゃ足りない。

R7ではなくR285を走る。道の駅五城目でトイレに立ち寄る。

ここからは山間の道をひたすら走る。といっても真っ暗なのでどこのどんなところなのか全くわからないが。

寒いからドリンクが全く減らない。なのにやっぱりトイレは近くなる。

山神のトンネルがたぶん峠ポイント。

その後はポツポツと集落が現れ、なんとなく人が住んでいることはわかるようになる。

大館市の市街地あたりから眠くて眠くて仕方ない。乗船時刻があるから前に進む。

しかし、青森へ抜けるために塞がる矢立峠の登りは本当に眠かった。

シッティングでくるくるペダルを回して這うように矢立峠にある道の駅やたてに到着。



ここでもトイレ休憩。時刻表に対し30分遅れである。まだ大丈夫だけれど、ここから先が大丈夫なのか心配になってくる。

補給食として持参したおにぎりを食べると吐き気がする。ちょっとお腹の準備ができていなかったのかな。トイレで吐いてさっぱり。道の駅でよかった。まぁいつものことだ。

ここからの下りは不思議と眠くなく、すっかりいい気分で弘前市と平川市の間を抜けるように北上する。

R7を利用しなかったのは、朝の混雑を避けるため。

都市部は夜間でも信号機に止められるから回避している。

おかげで脚を止めることなく走り続けられる。




途中で岩木山がとても良く見えたので写真撮影。

頂上付近は冠雪している。

さて、太陽も昇って朝日でサイコン画面が見づらくなってきたところで、現在時刻を見間違えた。

8:10を示しているように見えたのである。

ここから青森港まで残り30kmはある。乗船時刻は10:00。余裕がないぞ。

寝ぼけているうちに時間を失ったのか?

R7に合流したら加速する。

案の定、道路は渋滞している。が、自転車は脇を抜けていける。

大釈迦駅付近から始まるアップダウン。峠の茶屋を過ぎても立ち漕ぎで加速する。

やべえやべぇで走り続け青森港が見えた。切符売り場がわからず、付近を歩いていた人に聞いたら向こうの建物だという。

周囲にほとんど人影がない。みんな乗船しちまったのか?




建物に入るとスタッフしかいない。次の便の切符を購入したいと伝える。

ふと隣の時計を見ると8:50である。

はて???

弘前にいた時は8:10くらいだったのに、なぜいま8:50なのだ?

サイコンの時計を見間違えたか?

切符を購入し、付近の飲食店について教えてもらい自転車に戻る。

ここまで急いで走ったのはなんだったのだろう?

予定していた便には乗船できそうなので、朝ごはんのため国道まで戻る。

R7にある半田屋という定食屋で2度目の朝食。夜中に秋田から180kmも走ったのだから食べたいところだが、さっき道の駅で戻しているのでうどんなどをすするのみにしておく。

温かいお茶がお腹に染み渡る。

満腹になったところで港に戻ると乗船口のスタッフが手招きしている。

すぐに自転車ごと乗船してくれと。降車して押し歩いて乗船していると、「乗ったままでいいですよ」と。

はぁ。。ということで大きな開口部から自走して乗り込み、自転車を固定してもらう。




船なのにエスカレーターを2回乗り継いでキャビンへ。

平日なので客はほとんどいない。



今回もSPDサンダルで漕いでいる。緑色のウールの靴下を標準とし、寒い時や雨の時は、黒いシールスキン下位コンパチの防水ソックスを履き足す。

雨に降られてシューズが乾かない苦労から、SPDサンダルに至った。これならすぐに乾く。

ウールの靴下は暖かく臭くならない。それで寒い時は防水ソックスという重ねばきで運用している。

靴下を脱いでだだっ広い平民室を一人でつかう。




3時間20分の船旅なのでしっかり寝られる、おやすみなさい。

2時間ちょっとは本当にぐーぐーよく寝た。

起きてから自販機で軽食を食べ下船後の走行に備える。

函館港に到着すると自動車より先、一番最初に下船できた。



北海道は函館から八雲までのおよそ70kmほどを走る。北海道は街と街の間隔がとても長いので宿泊地選定に難儀した。

函館港を出発するとR227で北上する。

新函館北斗駅付近でk96に乗り換えると、街並みが一気になくなり北海道らしい大きくて厳しい自然の景色になる。

信号停車がないものだから補給食を食べるタイミングを失った。



ちょうど紅葉の綺麗な学校があったので停車した。

今知ったが、ここは大沼学園という児童自立支援施設なんだそうな。

そんなことも知らず写真撮影していたんだから、怪しまれただろうな。

上り坂をえっちらほっちら漕いで登ると大沼という湖が広がる。

補給食もなくなってしまったので、そろそろコンビニないかと心配していたらタイミングよくあった。

北海道はコンビニも少ないので、補給ポイントをしっかり押さえておかないと大変なことになる。

森町に下りると内浦湾が良く見える。

森町からこの日の宿泊地である八雲町までは30kmほど。



陽も暮れてきた。幸いに追い風基調なので、前にスイスイ進む。

しかしだ、路面コンディションは良くない。

走れないことはないが、路肩は走りたくないので車道側を走る。

トラックが来たら避ける。

その繰り返し。

八雲町に到着すると辺りは真っ暗。

そして、綺麗な宿泊先であった。


幸いにも玄関内に自転車を入れさせてもらえた。

予定通り17時過ぎにチェックインできた。

シャワーを浴びて洗濯機を回しコンビニへ朝食の買い出し。

明日はゆっくりの出発なので、駅前の飲み屋で夕飯にする。

google先生おすすめの「​和みの旬菜WASABI​」にふらり入店。

店内に客はおらず一人カウンターで。

店主は強面だが、明らかに旨いものを出す雰囲気をビンビン感じる。

いろいろと食べたり飲んだりした。珍味だったのはホヤの塩辛。これは酒が進む。

刺身は光り輝いていた。そりゃうまいわけだ。

店主と自転車やバイクの話で2時間ほど盛り上がりお勘定。

それなりの金額だったが、それ以上に美味しいし楽しかった。大満足。

宿に戻って洗濯物を干したら目覚ましをセットして就寝。

明日は札幌まで200kmとボーナス区間だからゆっくり起きて走る。





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最終更新日  2021.11.11 21:08:53
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