カテゴリ:エクストリームロングライド
おはこんばんちは。
自転車で坂道を登るのが三度の飯より好きなバカが集まる、The peaks ラウンド10榛名山に参加してきた。 その前日、自宅で準備する。 今回も得物はアレックスモールトンGT。 小径車と呼ばれるタイヤの小さい自転車である。 午前9時に相模に住む坂バカさんと合流した。 坂バカさんの車が来るなりクーラント臭い。 ちょっと見たところではわからないのでそのまま出発。 宿泊先の群馬県渋川にあるサイクリングロードで試走をかます。 サクッと走ってくる! と、坂バカ氏は秒で視界から消えた。まぁ自転車はトータルなので。 ワタクシは普通のペースでコースに馴染むよう走り始める。 日差しは夏を思わせるが、木陰に入ると涼しい。 下ハン握って巡航速度を維持し突っ走っていると、開けたエリアにテントを目端に捉えた。 視界後方に過ぎていくテント内側で、中年男女がヤっている・・・・ のである。 一瞬、目が合ったような気がしたが、怖くなってそのまま走り続けた。 到着早々に強烈なネイティブグンマーの洗礼を受けたものだ。 前泊は温泉付きホテルでぐっすりよく寝た。 そして、当日。 朝2時に起きて買い込んでおいた朝食を温めて食べ、荷物をまとめ車で榛名山へ向かう。 助手席でうとうと浅い眠りに入ったところで目の前が白く霞んでいる。 車のフロントグリルから白い煙が噴き出ているじゃないか。 すぐに目覚め、車を路肩に寄せてもらう。 シューっという音と共にエンジンの冷却水が噴き出ているのである。 オーバーヒートになるからとエンジンを切ってもらう。 吹き出しが止まったのでボンネットを開けてみる。 どうもラジエター付近から噴き出したようだ。 きっとラジエターにピンホールがあって前日から微妙に冷却水が漏れていたから臭ったのだろう。 これでは走行不能である。 任意保険でレッカーを呼んでいる間、ワタクシだけはスタート地点まで自転車で自走すると決め、坂バカ氏には車の面倒を見てもらうこととなった。 停車したのがちょうど伊香保温泉の中心地に近い場所だったのでレッカーもすぐに場所を理解してもらえた。 ワタクシは荷物をまとめてスタート地点まで残り11kmを自走する。 スタート前から一般クラスより走行距離の長い、ド変態クラスにチェンジされてしまった。 脚を使わないように榛名山の登坂路を登っていく。 追い越していく車に乗る人たちがこちらを見ていく。The peaksの参加者だろう。 「コイツ、自走しているよ・・」という表情している。 さっきまでは車だったんだよ。 スタート地点に到着すると、すでに大勢の人が集まっていた。 受付を済ませ、荷物をクロークに預けてスタートの列に並ぶ。 ふぅ。間に合ったわえ。 坂バカ氏は無事にレッカー到着したそうで何より。 まぁワタクシは輪行袋あるからなんとでもなるし。 スタートは一番後ろというわけではなく、真ん中あたりみたい。 標高1000m以上の場所なのでじっとしていると冷えるからウィンドブレーカを着て歩き回って身体を温める。 6:40分の組でスタートできた。 最初は箕輪城のあるST3へダウンヒル。 小径車なのにエアロロードにすぐ追いついてしまう。 下りは技量の差が思いっきり出るわな。 箕輪城から折り返し、来た道を登り返す。 ちょっと頑張りすぎて心臓バクバク。汗が滴り落ちる。 スタート地点で登ってきた証明を受けて休憩。 おにぎりときのこ汁をいただく。 しょっぱ目なきのこ汁がすげーうまい。 補給を終えて2本目はローソン倉淵三の倉店があるST2へ。 登りは一定のペースで走る人の後ろにつく。 多分、心拍数130bpmくらいのゆったりペース。(心拍計つけていないのでわからない) 残り3kmで前に出てゴリゴリ登ってスタート地点に戻る。 今度はおにぎり2個、オレンジ、バナナ、きのこ汁で補給。 みなさん補給もそこそこに出発していく。食べなくても走れるんだ。 ワタクシは食べないと走れない低燃費なので、おにぎりもぐもぐ。 3本目は伊香保温泉の下まで下る。 ここは今回、一番優しい坂道。 登りも中盤まで来ると、ワタクシより先に補給を終えて出ていった人たちに追いついた。 ここも低強度の運動負荷で汗もかかずサクっと登り切り、スタート地点でランチタイム。 The peask名物、カレーである。塩おにぎりをカレーにつけて食べる。 うまいんだよね。 ここまで、時刻表より15分早いくらい。 このままのペースで行けるかな。 4本目は吾妻線の郷原駅まで下る。 途中で斜度のきつい下り坂がいくつもあった。 これ、登り返すのか・・ といやーな気分になる。 郷原駅で折り返し登り始めると、コーナーで落車している参加者がいた。 イン側に雨で溜まった砂でタイヤを滑らせたのだろう。 別の参加者が救護していたので、そのまま登る。 しばらくすると救急車のサイレンが聞こえてきたので、呼んだのかもしれない。 なかなか速い女性参加者の後ろにつく。 そのままついてくと汗かきそうなペースだったので千切られて一人で登っていく。 きつい斜度になっても無理せず、普通に呼吸に近いくらいのペースで登る。 すると参加者から「余裕っすね」と言われる。 余裕あるペースで走っているだけなのだが、そうは言わず「いやぁキついですねぇ」と返す。 たぶんワタクシはニコニコと坂道を登っていたのだろう。あちらさんはキツそうだったようだが。 ダンシングとシッティングを織り交ぜて、汗かかない程度で走り続ける。 スタート地点に戻り補給を済ませると時刻は午後2時。 あと2時間半もあるから大丈夫だろうな・・ とこの時は計算していた。 5本目の坂を下る。 明らかに斜度10%以上の激坂が続いている。やばいなぁ これは。 ST5のある「ふれあい公園」を折り返して登り始める。 時間は余裕あるし、ここも無理せず走るつもりだった。 序盤の坂道は適当に走る。ワタクシの自転車を見て「小径車で走っているんですかぁ」と奇異な目で見られる。 また別の参加者からは「ラウンド9 奥日光も走っていましたよね?」と覚えていらっしゃる方もいた。 さて、中盤からいよいよ凶悪な斜度の坂道となってきた。 斜度が10%を越える坂道が続く。時折、13%や20%の表示が見える。 これはきつい。 自転車を降りて押している参加者も見られる。 ワタクシはここまで脚に余裕を残してきたので一番軽いギアで取り掛かる。 それでもキツい。 歩く速度でなんとか登っているという感じだ。 峠付近で参加者から16時まで残り10分ないよと聞かされる。 あれ、門限は16:30じゃなかったっけ? どうもゴール締切時刻を勘違いしていたようだ。 現在の時刻は15:50分だ。 でもあとは下りだし榛名湖も見えるから焦らず走ってゴール。 タイムは9時間16分。制限時間は9時間30分なのであぶなかった。 (コースプロフィールは143km 獲得標高4,761m) 完走できればOK OK。 完走記念タオルを頂いて記念撮影。 この日、小径車はBD-1とブロンプトンを見かけた。 リカンベントも参加されると聞いていたが、見かけなんだ。 結局走れなかった坂バカ氏がスタート地点までレンタカーで迎えにきてくれた。 なんでも任意保険でレンタカーも無料で借りれたそうで、楽しくて走り回っていたという。 レンタカーはトヨタカローラだという。 駐車場で出会ったカローラはちっともカローラっぽくないスタリングしている。 ハイブリッドだし、駐車ブレーキは自動だし、静電式タッチパネルのカーナビだ。 走ればもちろん静粛そのもの。すげーな。 というわけで、伊香保温泉で湯に浸かる。 冷えた身体が温まって気持ちいい。 外に出ると雨が降り出してた。 観光地なので、17時過ぎるとどこのお店も閉まっていて食べ損ねた。 しかたなく渋川までおり、ラーメン食べて満腹満足。 帰宅したのは22時をすぎていた。 月曜日は有給休暇を取得しているので、酒を飲んで優勝。 The peaks ラウンド10は無事終了。 次回は9月4日 ラウンド11 奈良吉野。申し込み済みだ。 ほいじゃーの。 今回もこれで塩分補給した。フリスク感覚で便利。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.06.06 16:37:19
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