コンセント、入っていますか？

おはこんばんちわ。

手術から明けた翌日。

身体にはチューブが何本も絡まるようにまとわりついている。

痛み止めが切れるとツラい。

体内のエネルギーを全て回復に持ってかれているので、歩くとかそういった動作が最低限しかできない。

動くとものすごく疲れる。

横になるとよく眠れる。


音だけじゃない、相部屋の気になるアレ

先日から相部屋に入った方々は、みなそろってお尻の治療のようだ。

お隣のご老人は、出口の治療だけではないようで、出口手前も治療するようだ。

そのため、消化したお通じになる直前の物質を排出する。

夏場の部屋になんとも言えない匂いがひろまる。

相部屋は物音くらいが気になるのかと思っていたが、さまざまな病気の方がいるので、そんな簡単なものではないと気付かされた。

次はワタクシの番かもしれないし。




ふんばれないお通じの難しさ

胸骨を何本も折ったのでくしゃみや、咳するとしんどい。

笑うとかは地獄に等しい。

しかし、一番しんどかったのは、出そうで出ないお通じを出すことだった。

朝、これはデカいのが来たぞ・・・

と、トイレの個室へIN。

浴衣のような手術着を捲し上げて、便座にオケツをマウント・オン。

さーて、出すぞ！

と、意気込むが敵は固く大きいため出口で文字通り糞詰まっている。

力むと胸骨に響き痛みで揉んどり打ちそうになる。

イテェ・・　チクショー。

折れた胸骨の痛みに脂汗が滲む。

昔読んだ「もものかんづめ」に、さくらももこが、みかん大の「う●こ」をひり出す話を思い出した。

くそ！なんでこんなときにあんなお下劣エッセーを思い出すんだ？くそはオマエだよ。

だが、ワタクシは、さくらももことは違うのだよ。

文明の利器ウオシュレットがあるからだ。

さくらももこよ。冥土で打ちひしがれるがよい。

おしりボタンを押すと、出口に向かって放水が始まった。

ひとしきり放水してから、2ndトライ。

頭は出たがそれ以上出てこない。

これもdéjà vu。

カミさんの出産の際、子供の頭が引っかかて出てこなかった。

クソと自分の子供を同じように例えるあたりにクソミソ一緒だから、オマエはクソと娘に叱られるだろう。

あん時はどうしたっけと思い出すと、カミさんの腹を押していた。

なので下腹を押してみるが、一向に出てくる気配がない。

それならエネルギー充填120%。Max Max All Max!.

ウォシュレット出力最大にして噴射！噴射！

3rdトライで出てきた。しかし、ここからが一進一退。

ここで撤退はあり得ない。

さらにウォシュレットを使い固い塊をひり出すことに成功。

立ち上がると足が痺れている。

籠城生活にならずに済んだわえ。



愛想のないクラーク

各フロアにはナースステーションがある。

その受付には、クラークと札のついた受付のおばちゃんがいる。

よくある話だが、えらく愛想がない。

人の話を聞く態度じゃないし、回答も他人の答えかよって内容で困ったちゃん。

このフロアイチ不機嫌なスタッフじゃないかと思うくらいだ。

どこにでもいるもんだと、変に感心してしまった。



飯テロ

SNSを見ているとラーメンだの唐揚げだのうまそうな飯テロを目にする。

困ったことに現代の技術では目にしたくないモノをフィルタする技術が浅い。

病院食ばかりだと、ジャンクフードが恋しくなる。

ときどき、そういう画像に敵意すら覚える。

早く娑婆の空気を吸いたい。


ほいじゃーの。

もものかんづめ （集英社文庫） [ さくらももこ ]

決して電車の中で読んではいけない。