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今日は人生の大切な日・・・卒業試験の日でした。
ホントに今日一日でいろんなことを考えました。 私は声楽専攻なので、オペラのアリア独唱。週末前にひいた風邪により声が思うように出なかったのもあり、歌うだけで精一杯でした。自分の音楽はこんなもんじゃない・・・最近は自分の歌をかなり安心して歌えるようになっていたので、歌うので精一杯だった自分に悔しくて、もう心の中は辛くてしょうがなかったです。毎年一時間足らずで結果がでるはずの教授会が三時過ぎから始まり六時になってもまだ終わらない・・・そして引き続き行うとの報告。四時間ほど、本当に気が気でない時間を過ごしました。 結果は合格。卒業の許可がでました。それにはもちろん安心しましたが、自分を出し切れなくて、音楽で自分を表現できないのがこんなに辛いとは思いませんでした。今週末には卒業演奏会があります。土曜日に向けて体調も整えて、今度こそ自分の音楽をいっぱいに伝えたいと思います! それにしても何十年も歌を聴いている教授はすごいって思いました。私の歌をきき、私の性格、生き方、そして心の奥底の部分まで見透かしてしまわれます。私の本当は弱い部分、人見知りで殻にとじこもってしまいやすい本当の姿も先生ははっきりと私の歌に感じ取り、私に今必要なことばをくださいました。これからもっと鍛えられて、たくさん叱られて、強くなっていきたいと思いました。 こんなときに一番辛いことばは、「すごかったです!」という言葉(いい意味でなんですが。)。後輩は結構言ってくれます。でも自分を出し切れず、ただ歌っただけの演奏・・私の演奏がこんな程度ですごいと思われている・・と感じてしまいます。だったら自分の追及する音楽ってなんなんだろうって考えます。 だけど本当にすばらしい演奏はきっとわかりますよね!技術的にすぐれている以上の魅力があること。今日のような演奏でも確かに聞く人によってはすごいと思うのかもしれません。でも本当に心に感じさせないと意味がないんだと思います。心から、技術どうこうの問題でなく「すばらしい演奏でした」という言葉が聞けるような演奏をしたいと思います。 長くなりましたが、今日は本当に深く長い一日でした<(_ _)> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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