運命の力
無事に卒業試験に合格し、今週土曜日には卒業演奏会があります!13:00から岐阜市のメルサホールです(^^)vご都合つく方は是非是非来てください!入場無料でどなたでも!今回は短く全体で三時間程度でおさまるようになってますし、とっても聞きやすいと思います。(ちなみに個人的には出番は15:00過ぎです)ところで私が歌うのは・・・ヴェルディオペラ「運命の力」より「Pace,pace pace mio die/神よ平和を与えたまえ」 です(^^ゞちなみに私が歌うこの曲は、少し前にやっていた昼ドラ「貞操問答」のテーマ曲となっていました(笑)。音楽科で偶然みてびっくりでした。ヴェルディといえば「椿姫」が有名で、「運命の力」はそこまで知られていません。てことで、軽くあらすじ説明。。。さすが昼ドラに使われていただけあって、なかなかすごい(ある意味ありえん・・っていう)ストーリです。 『運命の力』 あるところにアルヴァーロとレオノーラ(私;笑)という恋人同士がいました。が、親にゆるされなかったことから、駆け落ちしようということに。レオノーラは親に逆らってまで危険なことできない、というのですが、アルヴァーロの情熱的な誘いについに折れ、駆け落ちを決心します。しかしアルヴァーロがレオノーラの家の部屋に忍び込み、いざ逃げようというときに大きな物音をたててしまったため、レオノーラの父親が来てしまいます。怒った父親に、レオノーラの純潔を証明するためにアルヴァーロは手に持っていた銃を投げ捨てます(無抵抗の証明)。しかしなんと運命のいたずら・・・。その銃が暴発して父を殺してしまったのでした。恐れた二人はもう逃げるしか道はありませんでした。愛の生活を求めての逃亡のはずが、殺人の罪を背負った逃亡となってしまったのです。しかし追っ手から逃げていた二人はいつしかはぐれ、それぞれに寂しく暮らすことになってしまいました。レオノーラはある修道院を訪ね、罪を悔改めて誰とも会わず静かに暮らしたいと懇願します。そしてそれから何年もの間、他の修道女さえもめったにこない寂しい庵で生活することになったのです。 -ここで「神よ平和を与えたまえ」が歌われる-歌詞大意:神様、どうか平和を与えてください。私の心は今も苦しみに満ちています。この辛い気持ちを忘れたことはありません。アルヴァーロはどうしているでしょうか。もう会うことは許されませんでしょうが、今でも愛しています。ああ、なんという不運でしょう。ただこの静けさ、そしてなんとか命をつなぐ粗末なパンだけが私のなぐさめです。 (ここで誰かが庵の近くに荒々しく入ってくる音がする)ああ!誰なのですか。この聖域をけがす者は。せめてものなぐさめの場所を奪うものよ、呪われよ!呪われよ!!しかしここで入ってきたのは何年も思い続けたアルヴァーロだったのです。レオノーラは喜びます。しかしアルヴァーロはレオノーラがいるとは知らなかったのです。アルヴァーロも辛い生活を送っていましたが、たった今父の敵討ちに来たレオノーラの兄と決闘をして深い傷を負わせてしまったため、修道女に看取ってもらおうとお願いに来たのです。やっと会えたとき、アルヴァーロは愛するレオノーラの肉親を2人も殺してしまった後だったのです。当惑するレオノーラに瀕死の兄が近づきます。そしてアルヴァーロとレオノーラが駆け落ちのために父をわざと殺したと誤解していた兄は自らの手で妹レオノーラを刺し殺してしまいます。2人は無念ながらも満足を残して死んでいきます。しかし残ったアルヴァーロはそれからどう生きていったのでしょうか。その後神父が彼をそっと連れて行き、終幕です。。。。長かった・・・けど、あらためてなんてストーリーでしょう(^_^;)でもヴェルディはこの二時間にわたる大作オペラを3ヵ月で書き上げてしまったというのですからさすがですね。11日はレオノーラになりますよ~!!最後、発狂して叫びます(笑)。私自身この曲は本当に好きな曲なので、是非聞きにきてください。