(本記事は、前回の内容に少々訂正を加えたものです)
6月末ごろの話で恐縮なのですが、私は、岡山県倉敷市にある
篠原佳年(しのはらよしとし) 先生のクリニックセラピーセンター
を尋ね、リスニングテストを受けてきました。
篠原先生は、聴覚に関する書籍や、
免疫力の関係の本を多数出版されている有名な先生です。
最近では、「モーツァルト療法」 に関する本が何冊か出版されています。
私は、これらの本を読みましたが、
決して昨今のモーツァルトブームにあやかったものではありません。
本当に楽しく、面白い本ですので、
一度手にとって見られることをお薦めいたします。
特に、下記の本は最近出版された本ですが、
先生の書籍の中では一番モーツァルトについてわかりやすくまとめてあり、
とても読みやすい本に仕上がっています。
そもそも、このテストを受けた目的は、自分の耳を開く為に、
その前段階として自分の耳がどれほどのレベルなのかを
調べてもらうことが目的でした。
そして、そのリスニングテストの結果にもとづいて、
自分に適確な聴覚セラピーを受けて、
耳を私にとっての最良な状態にしていく流れになっていきます。
私はこの療法が、ダウン症児の言語習得に関して、
少なからず影響を与えるかもしれないと思い、また、
私自身の能力の活性化も含めて(キャパ低いですから・・)
以前から大変興味を持っていました。
とくに、耳が悪いわけではありません。(耳鼻科レベルでは)
皆様は、トマティスメソッド という言葉を、お聞きになったことが
ありますでしょうか。
語学の習得に興味を持っている方には、
大変なじみ深い言葉かもしれませんね。
なぜ日本人は、英語を身に付けることが難しいのか。
この問いが、このメソッドについて理解する為の重要な鍵になってきます。
私は前回、今回受けたリスニングテストは、
トマティス・メソッドのリスニングテストであると書いてしまいましたが、
よくよく話を聞いてみると、トマティス博士の流れは受けついでいるものの、
それよりも、心理分野を中心にしているとのことでした。
精神分野に注目し独自の形で運営されているセラピーだそうです。
お医者様ならではの研究によって、
医学的にさらに進化したメソッドに期待はとても高まります。
リスニングテストでセラピストの女性の方に聞いた話によりますと、
人は多かれ少なかれ、耳にストレスを抱えているそうです。
人のストレス状態によって、耳にカーテン を無意識にかけてしまい、
頑固になったり、ある音が聞こえなかったりするとのことでした。
もちろんそのことには本人は気づきません。
子どもが親の話を聞かなかったり、
嫌いな人の話が馬耳東風になったりするものこのせいらしいです。
(私も痛いですが当てはまると思われるところが多々あります・・)
一言で言えば聞き取れる周波数の問題になり、
より高周波の音を耳から取り入れることができれば、
さまざまなことに有益とのこと。
耳は、高周波の音をエネルギーに変換して脳に送っている、
との推測もされているくらいです。
脳の活性化に、聴覚はとても重要なものだと認識しました。
話すと長くなりますのでここではこれ以上説明出来ませんが、
このセラピーは、イルカ療法の原理にもつながるものだとも言われています。
篠原先生は、リュウマチ、膠原病 (こうげんびょう) 専門のお医者様です。
もちろん、これらは難病中の難病ですが、
それゆえに患者さんの心持次第で病状の違いがはっきりと
出てくることに以前から注目されていらっしゃいました。
西洋の部分的な対処療法では、
一旦完治しても再発は免れないことが多く、このことから、
全体を考えて治療する東洋医学の観点からも、
深く研究されていらっしゃいますし、そのための機器も
たくさん導入されて研究されたそうです。
その先生が特に心を動かされたのが、トマティス博士との出会い。
聴覚のゆがみを治すことで、身体の調子がよくなり、
強いては能力の活性化(外国語の習得など)病気の根絶など、
さまざまな効果があることを目の当たりにされました。
わたしは、先生のご本を何冊か読ませていただき、
直感で良いと感じました。
広い観点から物事を研究され、自分でもそれを体験、
実証されて結論を下されていることに、そうそう間違いはない
と判断致しました。
以上が、私が今回聴覚セラピーのリスニングテストを
受けるにいたった経緯です。
直感で、いいセラピーだと言うことはわかりましたが、
果たして自分にとってはどれほど効果のあるセラピーだろうか、
またそれは値段に合ったものだろうか、
ということを今後見極めていかなければなりません。
安い買いものではありませんので。
でも、テストを受けてみた感想は予想以上のものでした。
(次に続きます)
PS.下線を引いてある文は、セラピーセンターに確認後、
今回訂正した箇所です。(2006年7月25日)