今回は、
「たったひとつのたからもの」に関する記事になります。
私はこのテーマに登場する、
秋雪くんや加藤夫妻から、
素晴らしいものをたくさん頂きました。
思うこともたくさんありましたので、下記に明治安田生命のCMの紹介、
私なりの本やドラマを見た感想等を書いていきたいと思います。
☆明治安田生命CM「たったひとつのたからもの」
※以前ご紹介しました記事を再掲載いたします。
この記事は単独記事ではありませんでしたので、
検索の都合上こちらで再掲載することにしました。
以下は、8月12日の記事の抜粋です。
あまりにも有名な
明治安田生命のこの
CM。
ほとんどの方が一度は見たことのある映像だと思いますが、
強く心を打たれます。
私は、以前からこのCMは知っていたのですが、
ダウン症のお子さんだったと気づいたのは、恥ずかしながら、
ひろくんが産まれてから初めて見た先日のこと。
非常にショックを受けたとともに、ダウン症に関して、
今までとても無知だったことをあらためて反省しました。
☆明治安田生命2001年度CM→「たったひとつのたからもの」
☆上のCMが掲載されているページです!
→「2001年度 CM「あなたに会えて」シリーズ」
※私は、このCMに出会って大変感動しましたので、
本、ドラマ、ドキュメンタリーを続けて見る機会に恵まれました。
その感想等を下記に綴っていきます。
☆本:「たったひとつのたからもの」
生まれたときに、余命を宣告された秋雪くん。
男の子だったら、お母さんが付けるはずだった名前を
なぜかお父さんがつけられたそうです。
名前の由来は、生まれた季節の「秋」と、
お父さんの好きな「雪」をかけたとのこと。
とても素敵な名前です。
秋雪くんは生後1ヶ月を経てダウン症と正式に診断されました。
それも心臓に重度の疾患を合わせ持って生まれてきたこともわかりました。
余命1年。
「半年以内に風邪を引いたら、命はない」
と、医者から宣告されたそうです。
そんな環境で生まれながら、秋雪くんは6年2ヶ月もの間、
お母さん、お父さん、周りの方々に見守られながら頑張って生きました。
そこまで生きるのには奇跡的な要素が多分にあったと思います。
ご両親のお気持ちに、神様が答えてくれたのかもしれません。
お母様がおっしゃられている、
「人の幸せは、命の長さではないのです」
という言葉は、そのまま秋雪くんの生き方で証明されていると思います。
この本には秋雪くんの写真がカラーでたくさん掲載されています。
お母さんが高校時代写真部だっただけあって、素晴らしい写真の数々が
親の視点で随所にちりばめられています。
何回見ても涙が出ます。
この本はご両親のかけがえのない宝物に間違いはありません。
そんな本を読む機会が出来て本当に幸せだと思いました。
この本を読んでみると、
命とはなんなんだろうと深く考えてしまう機会に恵まれます。
早期に命がなくなると分かっていながら、生きる為の必死の努力、
言葉の練習、歩行練習等を一生懸命する。
なんのために・・
結局人生は結果ではなくて、どのようにその間を生きたか、
ということにつきるのではないかと思いました。
その点、秋雪くんとご両親はその与えられた命を十二分に生かして、
その間とても幸せに過ごされたのだろうと思います。
もちろん、さまざまな悲しみもたくさんあったとは思いますが。。
わたしにも、ダウン症の息子がいますが、心臓の疾患は軽度です。
それに甘んじている自分がいることにも時々は気づいています。
この本を読んで、息子を幸せにしてやれる方法をもっともっと、
探していこうと思いました。
結果はどうあれ、自分たちが今、できることを精一杯する。
あたり前のことですが、私はついつい忘れがち。
この本から、このことを一番深く学んだような気がしました。
☆ドラマ:「たったひとつのたからもの」
「たったひとつのたからもの」
松田聖子さん、船越栄一郎さん主演のこのドラマ。
もちろん、先ほど紹介した本をモデルに制作されています。
俳優さんたちの演技は申し分のないものだと思いました。
ただ、残念なことに、ところどころに少し引いてしまうシーンがあったこと。
(私の場合です^^;)
私が引いたのは、お母さんが海に身投げしようとするシーン。
実話かどうかはわかりませんが、本には載ってなかったシーンです。
あれほど、一生懸命育てていたのに、
いきなり自分だけ身を投げるもんだろうかと思ってしまいました。
もし、実話ならその前後をもっとわかりやすく描いてほしかったです。
あと、スーパーで買い物の最中、ダウン症の施設に入れるために、
秋雪くんに近寄ってくる女性の言葉も引くには十分すぎるほど。
とくに、前半の作りは少し力づくのシーンが多くあったように思います。
でも、私は冒頭の出産とその直後のシーンで泣いてしまいました。
まだ自分の中にあの時の感情が残っているんだなと、その時実感しました。
このドラマは、全体的に見て割合いい作品だと感じました。
健常児の親と、ダウン症児を持つ親の視点は違うはずですので、
様々な意見があるとは思いますが、ダウン症という障害を
社会に広めた意義はとても大きいものがあると思います。
惜しかったと思うのは、妻も言ってましたが、
生後1年目までの様子をもっと描いて欲しかったこと。
本では、手術しても余命に変わりは無いという心臓の手術をするかどうか、
ご両親が医者に決断をうながされるくだりがありました。
断腸の思いで、手術を断られたそうですが、その後しばらくして、
やっぱりしておけばよかったかなと後悔する場面があり、
親としてとても考えさせられるシーンでした。
この部分を何らかの形で入れてもらえればよかったと思います。
でも、ドラマには時間や限られたことなどが色々とあるでしょうから、
その中で精一杯撮影されたドラマだったと見ていて思います。
ダウン症児を撮影で使うのはとても苦労することだと思います。
恐らく、撮影している過程で変更された部分や、
妥協せざるを得ない部分もかなりあったのでは無いでしょうか。
後半の子役(本名:翼くん)がとてもよかったですね。
ある方のご好意により、このドラマの撮影のドキュメンタリー
(以前TV放映されていたものの録画)を見たのですが、
「翼くん」のお母さんは大変立派な方でした。
翼くんは、秋雪くんと同じダウン症です。
いい子役を抜擢したと思います。
この子がいたから、このドラマは成り立っているのかもしれません。
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~主題歌 「言葉にできない」 収録アルバム~
私が早速聞いたのは、「小田和正/自己ベスト」です。
この中の、6曲目に「言葉にできない」が収録されています。
他にもいくつかあるかもしれませんが勉強不足ですみません。。
自己ベスト
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