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カテゴリ:音楽プロジェクト(SAP)
※今回は、前回の中西圭三さんコラム【Part1】の続きになります。
子ども等の描く夢は僕等の明日 ~夢の灯を消してはいけない~ 中西圭三 ※前回からの続きです 時は過ぎ今年2005年の夏。 旧友の紹介でSAPへの参加のお誘いを受けました。 あの時感じた無力感を消化できるいいチャンスだと感じました。 『まずは、マニラにいってみませんか?』 『ぜひ!』 とっても自然な流れだったように思います。 でもこの経験が僕には本当に大きいものでした。 10月の末、マニラに・・・。 現地に着くやいなや『カンルンガン』に向かい子ども等と対面。 とっても屈託のない表情で僕等を迎えてくれました。 話を聞けば、そんな彼らが受けてきた心の傷は 想像を絶するほど深いものでした。 「施設の為に頑張ってお金を稼げるようになりたい」 とある子はいいます。 どうしても守りたい無償の愛に気づいた時、 人は本当の豊かさを手にすることができるのかもしれないと感じました。 彼らから澱んだテンションはまったく感じません。 あのスモーキーマウンテンにも行きました。 映像で感じた凄まじさの遙か上を行く違う星のことのようでした。 一人の少女の話を聞きました。 「私にも夢があるの。お父さんが病気だから、 頑張って働いて学校に行けるようになって、いっぱい勉強して、 たくさんお金を稼げる人になりたいの」 1日ゴミの山を這いずり回って資源となるものを集めても、 一日で200円程度なのだそうです。 この夢の灯を消してはいけないと心から思いました。 何が本当にできるかわからないけれど、できることをやろうと誓いました。 ※以上、「SAP NEWS」No.2 平成17年12月22日号より転載。 2005年5月スモーキーバレー Photo by mahalさん ♪【Part3】に続きます♪ ♪【Part1】へ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月24日 00時35分08秒
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