誕生死
先日、のあさんの記事を見てこの本の存在を知りました。
http://plaza.rakuten.co.jp/noahnoahnoahnoah/diary/200610180000/
この『誕生死』では、流産や死産、新生児死で
赤ちゃんをなくされたご家族が、それぞれの赤ちゃんへの思いを
実名で語っています。
帯の副題には、
「がまんしなくていいの。思いっきり泣きなさい」
11家族が実名で語る小さな小さな命の物語。
とあります。
私は『誕生死』を読み終えて、
今までかなり遠いところにあると思っていた「死」は、
実はかなり身近に存在するということを知りました。
そして、今生きているということは、その亡くなった方々の上に
成り立っているのだという以前からの漠然とした思いが
この本を読んでまた新たに実感することが出来ました。
ダウン症の息子ひろくんも、生後まもなく危なかった時期がありました。
この本を読んで、私が思っていた以上に「死」はひろくんにとって
実は限りなく近かったのだということを知り、
今生きているひろくんに感謝すると共に、命の大切さを
あらためて感じます。
このような「赤ちゃんの死」についての色々な側面を私自身、
もっと知る必要があると感じます。
そして、この問題についての誤った理解が、
いかに人を傷つけるかについても、とても強く考えさせられました。
この問題については、単に忌み嫌うのではなく、
本質をしっかりと見つめて考えていくことが大事だと思います。
それが私たちにとっての充実した育児につながるものであることを
私は信じて疑いません。
次回は、『誕生死』の巻頭に掲載されていました
一編の「詩」をご紹介させていただきます。
この詩は『誕生死』の本の巻頭に、転載という形で掲載されていた詩であり、
私自身、冒頭でその詩を読んでとても感動いたしました。
早速、その詩の転載元である、
「SIDS家族の会」に問い合わせさせていただき、私のブログでも
その詩「STILLBORN」を転載させていただけることになりました。
※尚、『誕生死』の著者である
「 流産・死産・新生児死で子をなくした親の会」と
「SIDS家族の会」とは特別のつながりはありません。
「SIDS家族の会」には、
『誕生死』のお問い合わせをなさらないでくださいね(^^)
★本の詳細は『誕生死』HPをご覧下さい
http://homepage3.nifty.com/angel-book/
【詩】 STILLBORN