子どものためのバリアフリーブック
障害を知る本2・ダウン症の子どもたち
本日から、この本のシリーズを少しずつ読んでいきますが、
今回は、一番身近であるダウン症について書かれた本を読みました。
文字通りダウン症の基礎についてわかりやすく説明されています。
絵や写真も豊富で、字にはふりがなも打ってありますので、
小学生の高学年くらいから読むことが出来る絵本だと思います。
それよりも、親が読んでとても参考になる本でした。
今回図書館から借りたのですが、
とてもよい本でしたので、後日購入しようと思っています。
ダウン症と呼ばれる起源、染色体のこと、なぜダウン症になるのか、
ダウン症児の成長の仕方、学校でのことや、職場でのこと、
ダウン症児の作文など、複雑なダウン症という疾患を、
この本ではとてもわかりやすく説明されています。
じっくり読むことで、ダウン症に関連することについて
様々な興味が湧いてくる本でした。
ダウン症児を育児しているお母さんの下記の言葉が、
私には1番印象に残りました。
「障害児の親になるのも悪くはないなあ」
この言葉は、今の私の気持ちと全く同じです。
また、興味あるアンケート調査では、
「この子が生まれたときは不幸だと思ったが、
今は生まれてよかったと思っている」
という答えが81%に上っている記述に、私自身とても頷けます。
日本には5万人のダウン症の人たちがいるそうです。
(1998年出版時点だと思いますが)
昔と違い、今は情報についてとても恩恵を受けている時代だと思います。
1人でも多くの方が、ダウン症について理解し、
ダウン症を持っていても、社会に貢献出来ることは案外多いんだよ、
ということを多くの方々にぜひ知っていただきたいと願っています。
この絵本は、上地玲子先生から推薦していただきました<(_ _*)>
※目次がどこにも掲載されていませんでしたので、
参考として下記に書いてみます。
・がんばる中田くん
・学校に通う、こうすけくん
・どうしてダウン症っていうの?
・染色体は体の設計図
・どうしてダウン症になるの?
・ダウン症って遺伝ですか?
・ゆっくり成長していく
・保育園でおともだちと
・学校で・・・・・・ともに学ぶ
・学校で・・・・・・ともだちになるために
・学校で・・・・・・勉強と訓練
・はたらく・・・・貯金も寄付しているよ
・はたらく・・・・老人ホームで作業所で
・できることが、いっぱいあります
・わたしの道は、自分でひらく
・家族がやさしくなった
・ダウン症の子を支える
以上です(^^)♪