子どものためのバリアフリーブック
障害を知る本1・障害と私たちの社会
前回まで、私がこの本の中で特に印象に残ったテーマについてのみ
ご紹介させていただきました。
他にも、国連が1975年に発表した「障害者の権利宣言」や
障がい児の学校、スポーツなど、とても興味の湧くテーマが
たくさん掲載されています。
この本は障がいについて理解するほんの入り口に過ぎませんが、
考え方次第でとても深いところまで掘り下げていける本だと思いました。
再度、ダウン症についての余談で恐縮ですが、私の息子ひろくんは、
ダウン症という遺伝子疾患を持って生まれました。
現在のところ合併症は、嚥下障害と心房中隔欠損症。
このように、多くのダウン症児は合併症を持ち、
なんらかの発育障害、知的障害を起していることがほとんどです。
私が勉強した範囲では、ダウン症は早期療育がとても有効
だと聞いています。
わかってはいても、経済的な諸事情などにより、
思うように療育することが出来ずに悩んでいる親の方の声を
最近もよく耳にします。
手帳の交付がダウン症それだけでは難しいことも
その原因の一つだと思います。
(ひろくんが生まれたときにお医者様からそう言われました)
とくに、私のような地方に住んでいる方が
治療や療育を行うとすれば、障がいによる治療の特殊性もあり、
どうしても交通費の負担がかなりかかってきます。
早期療育の機会を逃すことは将来の県や市の財政負担にも
影響してくる問題にもなると思います。
他の障がい児も同様ですが、ダウン症児についても
早期に治療や療育を受けやすい環境に今後改善されることを
切に望みます。
障がい児を新しく授かった家族が安心して、
治療や療育に早期に専念できる環境になっていけば、
障がい児にとってもとても有益なことだと思います。
障がい者にとっての環境はまだまだ厳しいですが、
少しずつでも改善されるように働きかけていきたいと思います。
障がい者全般の本でしたが、
私ごと(ダウン症のこと)ばかりで大変申し訳ありませんでした。
最後にこの本の目次がどこにも掲載されていませんので、
(この本にも)下記に参考で書いてみます。
・街にはバリアがいっぱい
・障害者は5億人 10人に1人
・障害ってなに?
・どうして障害になるの?
・障害は、かるくすることができる
・障害者はむかし・・・
・国連が認めた障害者の権利
・障害のある子もない子も同じ
・ふえてきた障害児の学校
・学びの場はいろいろ
・高校へ、大学へ
・はたらくことは、社会に参加すること
・障害者とスポーツ
・障害者はえがく
・公報に点字を、ニュースに手話を!
・障害者が暮らしやすい社会に
・ノーマライゼーションとバリアフリー
以上でこの本のご紹介は終了です<(_ _*)>