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テーマ:障害児と生きる日常(4433)
カテゴリ:スペシャルオリンピックス・able
先日、映画『able』をご紹介しましたが、
今回ご紹介する映画『Host Town』(ホストタウン)は エイブルシリーズの第2作目となります。 このエイブルシリーズは、知的発達障がいをテーマに 制作されているのですが、『Host Town』では前回の『able』以上に、 スペシャルオリンピックス主体で作られています。 この映画の舞台は、アイルランド。 アイルランドは、2003年スペシャルオリンピックス夏季世界大会が ダブリンで開催されたときに日本人選手団のホストタウンになりました。 そこに住む、ダウン症と脳性まひの2人の女の子が暮らしている 大家族を中心に物語は進みます。 ※下記に映画『Host town』の公式サイトで語られている 小栗謙一監督のメッセージを少々引用させていただきます。 <監督からのメッセージ> この映画は知的発達障がいを伴うダウン症の少女・エイミーとその家族の物語である。同時に立場の異なった多くの人々のありのままの人生が詰め込まれている。 私達はどのような社会を理想の姿としているのか? 60年代に北欧ではじまったノーマライゼーションの考え方は社会の中に様々な価値観を生みだし、障がいのある人、家族、そして社会全体がそれまでは常識とされてきた人々の通念を打ち破る努力を続けてきた。それは、試行錯誤の連続であったが、結果、新しい社会環境が創造されてきたことに違いない。この映画の主人公、エイミー・パーセル、そしてその家族も同様、社会の無理解との闘いの日々を送ってきた。映画の主題はこの点にある。 まだ、メッセージは続きますが、 その続きは『Host town』の公式サイトからご覧になってください。 ★『ableの会』の『Host town』専用HP http://www.film-able.com/hosttown/index.html アイルランドに訪れた日本人選手たちとの交流を通じて、 さまざまな家族が紹介されています。 私はこの映画を通じてスペシャルオリンピックスの素晴らしさを知りました。 通常のオリンピックと違って、 選手入場するときには各国選手は国旗は掲げないんです。 なにげないことですがとても感動しました。 そして、会場の臨場感がよく表現されていると思いました。 ドーム状の10万人入る会場が一体となって愛に包まれている・・ うまくいえませんがそういう感じでした。 私も、雰囲気だけでもその場所に行って受けることが出来たなら それだけで大きなものをもらえるような気がしました。 日本人の体操選手の演技の時に、コメンテーターが語った 家族を思いやる言葉が私にはとても印象に残りました。。 そして、日本人選手のとても素晴らしい演技。 完全に国境を越えていると何度も感動しました。 ダウン症の子エイミーはもちろんですが、 脳性麻痺の女の子リンジーの存在がこの映画をとても 素晴らしいものにしています。 思春期で障がいを持っていることで、 どれほど強い心の葛藤を経験しているのか。 その様子を淡々と撮影されているところがとても胸を打ちました。 私の知らないところで、障がいを持つことでとても苦しんでいる人が たくさんいるんだということをあらためて感じました。 最後にリンジーが語った、障がいを持った親に対してのメッセージに 私はとても勇気付けられましたし、とても感動しました。 『Host town』は映画館で見るといっそう感動する映画だと思います。 とてもスケールの大きい映画だと思いました。 この映画は自主上映です。 日程などは下記HPでご参照下さい。 また、DVDやVHSも発売されています。 (上映予定やDVDやVHSの販売ついては下記HPをご参照下さい) ★『ableの会』HP http://www.film-able.com/index.html 前回、映画『able』ご紹介時に掲載し忘れたのですが、 小栗謙一監督が前作『able』についての本を出版されています。 ドキュメンタリーを作るということ 早速購入しましたので、後日読むのが楽しみです(^^*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月01日 18時45分00秒
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