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ダウン症児の育児ブログ~派遣さんの☆ワクワク育児日記!~

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2007年01月11日
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●『新作映画・そして僕自身のためのノート』連載最終回


タイトルバックに

2006年のマニラ、夕陽や街の映像にかぶり
「フィリピン首都マニラでは、今でも青年男女の失業率が
50%を越え、スクワッターと呼ばれる他人の土地に住む人々が
30%もいる。この街角のいたる所では子どもたちが物貰いをし、
住民の多くが生きていくことに必死な形相は17年前と変わらない」

2006年のマニラの普通のスラムに住むある家庭の映像にかぶり
「今現在も、たとえ仕事があったって大人1日の最低賃金は
日本円で600円ばかりで、月給15,000円という金額では、
一家7人で1日3回、ご飯と小魚のおかずを食べて終わりといった
感覚で、肉も牛乳も果物も石鹸も服も靴も何もかもすべて
まともに買えず、誰もが真面目に働くのがバカバカしくなる。
だから、ここでは、汚職、袖の下、泥棒、スリ、売春、売血、
薬物中毒、アル中、臓器売買、殺人などは当たり前におこり、
警察官さえ信用できないすべてがお金で方がつく社会になっている」

学校に登校する子どもたちにかぶり
「子どもが毎日学校に行ける家庭はいいほうで、日本と違い、
小学校でも、交通費や弁当代などの他、たまにレポート代として
先生にお金を持っていく必要があり、その日、家に現金のない
子どもは学校に行きたくとも行けない。その他に、教科書、ノート、
制服、かばんなどの費用も当然かかるし、飯を食えなかった翌日には、
学校とか勉強とかもうどうでもよくなるのが人間である。
この血縁第一主義の貧しき国では、いくら成績優秀者でも仕事は
得られず、貧しき家の多くの子どもたちは、物心つく12,3歳
頃までに学校をやめてしまう。だから、貧しき国の親は
『子どもがただ生き続けていることが幸せ』と感じ、貧しき国の
子どもは『学校にいき勉強できることが夢』だったりする」

ストリートチルドレンの映像にかぶり
「財政破綻した国の政策は、貧しき子どもたちを助ける意識は
あっても、社会全体は何もかもお金がかかる仕組みになっている。
当然、日本の生活保護などの制度もなく、多くの優秀な国民が
給料のいい外国に出稼ぎに行って家族と離れ離れに暮らし、
多くの家庭崩壊を招いている」

病院の映像にかぶり
「病院の診察料はただでも、薬は日本と同価格でしか買えず、
弱者である子どもたちの死が目につく。この貧しき社会においては、
たとえうそを言っても、お金を得たものだけが生き残っていける
弱肉強食の世界になっている」

新しいゴミ捨て場の子どもたちやゴミ捨て場裏のスラムの映像にかぶり
「この地では、飯をまずくてもいいから、食うことが一番優先され、
貧しき子どもたちは、腹いっぱい食べたことがないため、
胃も小さく、体格も日本人の同年齢と比較してかなり小さい。
ここでは住民登録のない子どもたちの予防接種なども当然なく、
貧しき家庭に生まれた子どもたちが パタパタと死んでいく。
子どもの死因は肺炎結核コレラ栄養失調などで、昨日まで元気な
子どもが今日急に死ぬ場合も多く、5歳未満の幼児死亡率が
30パーセントにのぼる。このゴミ捨て場では一家に子どもが
5人生まれれば必ず1人2人は死んでいた」

田舎の農家の映像にかぶり
「フィリピンでは一部の財閥系ファミリー数十家族がフィリピンの
富の90パーセントを所有して、国民はあとの10パーセントの
富を分け合う構造といわれる。 誰が自分たちの家族の富をすべて
他人に分け与えるというのか。世の中にそんな聖人君主は誰も
いやしない。だから、その貧困の事実や原因を知らせ、財閥に
外圧をかけて、富やお金を分配できるシステムを作るのもひとつの
貧困解決策である。ぜひ日本政府にもフィリピン政府や財閥などの
土地を長期に借り上げ、日本人村や日本人街にして、やる気のある
日本人の若者に来てもらい、お互いの国のためになる農業政策などを
立案実行してほしいとただ願うばかりである」


僕は映画を見たみんなと真剣に考えて行動したい。
「どうしたら世界中の貧困と飢餓と戦争がなくなるのか」を。 


      映画「(仮題)天国の子どもたち」監督四ノ宮浩


~以上、四ノ宮浩監督手記、
『新作映画・そして僕自身のためのノート』より転載~


今回で、四ノ宮浩監督の手記
『新作映画・そして僕自身のためのノート』の連載を終了いたします。
長い間お付合いいただき誠にありがとうございました。
この監督の手記を読んで、『天国の子どもたち』の上映が
今からとても楽しみになりましたm(゚- ゚ )

フィリピンのこの一連のお話は、私にとっては他人事ではなく、
掘り下げていけば行くほど、さまざまな面で私の生き方について
気づかせてくれ、また変えてくれています。
貧困、犯罪、戦争、環境問題、障がい者、子ども、教育、死など、
まるで、人間に課せられた課題の縮図を見ているようです。

四ノ宮監督のご活動は、監督の最近の手記を読んでみますと、
今後さらに多方面に渡っていくだろうと思われます。
四ノ宮監督の今後のご活動を見ていきながら、
私も少しでも勉強させていただけたらと思っています。


~四ノ宮監督様へ~
貴重な手記を長期にわたり連載させて頂き、
誠にありがとうございました。
今後のますますのご活躍をとても楽しみにしています(^^)



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★『(仮題)天国の子どもたち』公式HP

http://sensotoheiwa.office4-pro.com/





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最終更新日  2009年02月24日 01時04分12秒
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