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テーマ:障害児と生きる日常(4429)
カテゴリ:障がい関連全般
学校2 この映画今更ですが、とても身につまされました。。 ひろくんも、将来どこかの学校に入らなければなりません。 それが、普通学校であるのか養護学校になるのかは、 もちろんまだわかりませんが、どちらにしてもそれで終わりでは 無いんだということを意識させられる映画でした。 いくらがんばって学校を卒業したとしても、 始まりはもちろんそこからなんですね。。 健常児ももちろん同じことだと思いますが、 障がいを持った子どもの場合その意味あいが 大きく異なると思いました。 とくにこの映画のメインとなる鏡文字を書く男の子の場合、 自分が人よりもできないことがよくわかっていながら どうしても出来ない自分に耐えられず、パニックを起してしまいます。 でも、大なり小なり、障がいを持っている子どもは それを意識して生活しているんだなと思いました。 そして、必ず訪れる結婚という壁。。 自由に結婚できることが、私たち健常者の暗黙の権利に なっている現在でも、まだ障がい者にとってのこの壁は 大きいのだと思いました。 いくら時代が変わっても、解決できない根本の問題も ありますので、とても複雑な思いがします。 ひろくんにも絶対にそのときが訪れます。(と信じます) そのときに、それに変わる大きなものを手に入れられるだけの 器をひろくん自身に作ってやらないと彼がかわいそうだとも思います。 ですが、どうやってそれを作っていくのかは、 親としての今後の課題ですね。 まだ、難しすぎて私には見当もつきません。。 この映画、西田敏行がとてもいい演技をしていますね。 私はこの人のような理想の大人になれるかな、 と思い続けて、今だこれっぽっちも近づいていません。。 映画の最後に先生役の西田敏行が行ったセリフは名言です。 ネタバレになりますので書きませんが、とてもいい言葉でした。。 この映画は、障がいのあるなしに関わらず、 教育全般に関してたくさんのヒントがあると思いました。 障がい児はそれを浮き彫りにしてくれるのかもしれません。 ぜひ、この『学校』シリーズは全部見てみたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年02月19日 07時00分02秒
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