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カテゴリ:ダウン症関連資料
先日、ダウン症児ハンドブックを送らせていただいた方から
お礼のメールを頂きました。 この方(仮にHさんとさせて頂きます)はまだダウン症児を ご出産されて間がありません。 ハンドブックは簡潔にまとめてあり、とても役立ちそうだとの ご感想も頂きました。 その後に書かれていた文がとても印象に残りましたので、 私はあまりこのようなことはしていないのですが、 皆様にもぜひ読んでいただきたいと思い、Hさんにはご了承を 頂いた上で、下記に掲載させていただきます。 下記は私へ頂いたメールの中からの抜粋になります。 ~前文省略~ 先日ブログを拝見しており オーラの泉の江原さんの言葉※を載せられていた中に 赤ちゃん自身がお母さんの気持ちを感じ取っている。 というような言葉があり、はっとさせられました。 私は子どもが生まれて何日かは「ごめんね」とか「なんで」 とかばかり思っていました が、いつの頃からか子どもの方が私たちを選んだと思うようになり 「ごめんね」という思いは消えていました。 妊娠を知ったのも出血がダラダラ続いているのでおかしいと思い 婦人科を受診したのがきっかけで切迫流産、切迫早産、子宮口を くくる手術の為の入院(結局は体質の為手術できなかったですが) あとひたすら自宅安静で最終は予定日より早い出産と 今から思えば私の体は胎児を排除しようとしていたんだなぁと思います。 それを乗り越え子どもの方が何とかお腹の中にとどまって 生まれて来てきてくれたからにはよっぽど私たちの子どもに 生まれたかったのかなと思っています。 まだ今は健常児より大人しく楽ですがこれからいろんなことで 悩んだり落ち込んだりすると思いますが 「私たちの子どもに生まれてきてくれてありがとう」 という思いを常に語りかけていきたいと思いました。 ~以下省略~ ※江原啓之さんのことば http://plaza.rakuten.co.jp/pmdecorp/diary/200702110000/ 男親の私には体験レベルで理解出来る言葉ではなかっただけに 印象に強く残り、またなるほどと思いました。 特に、 「よっぽど私たちの子どもに生まれたかったのかなと思っています。」 との言葉にとても肯定感があり、私自身大変うれしく思いました。 きっとひろくんもそう思っているのかな。 後に頂いたメールでのお話ですが、 Hさんは妊娠直後に出血され、まず最初に受診された病院が、 今まで行ったことがない個人病院だったそうです。 そこで、薬の処方をうながされました。 薬に抵抗を感じたHさんは、公立病院に再受診。 そこで病院の先生に、 「初期に流産するのは母体のせいではなくほとんどが 胎児の関係なので無理に薬で抑えるほうが良くないよ。 まだ準備が不完全だった赤ちゃんが天国?に 戻りたがっているのかもしれないね。」 と言われたそうです。 もちろん、母親全てに当てはまる言葉ではないと思います。 私の妻も切迫流産にかかりましたが薬でなんとか抑えましたので。 赤ちゃんが生まれるということに関しては、ある意味「運命」 と考えた方が良いのかもしれません。 話を戻します。 Hさん、やっと5年以上ぶりに授かった命だったそうですが、 (以下後日頂いたメールより抜粋) 無理に薬を飲まず胎児に任せようと1週間だけ休みを 取り相変わらず少量の出血はあったけれど仕事に復帰しました。 あのときに薬を飲んでいたら 「私のせいで」と思っていたかもしれない。 自然に任せていたからこそ先日書かせていただいた 「排除しようとしていたのを乗り越えて私たちのところへ生まれてきた。」 という感情を持つことができたのだと思います。 ~以上、頂いたメールからの抜粋でした~ 薬を飲まないという選択は誰にでも出来ることではないと 思いますが、Hさんにとっては公立病院に再受診されたことは やはり何かを感じられたからなのかなと思います。 どちらを選択されても生まれてくる命だったのかもしれませんが、 その後の感じ方にはとても大きな違いがあるのかもしれません。 その後のHさんは、妊娠中期で入院しなければならない状態になり、 出産までは早産防止用の薬を服用する必要があったそうです。 私事ですが、妻は2度流産(どちらも妊娠初期)した経験があり ちーちゃんのときもひろくんのときも切迫流産で、入院を余儀なくされました。 多分私には到底わからない体験をしているのだろうと想像しています。 命は本当に尊いと思うと共に、やはり子どもに対して もっと付き合う時間を多く持ちたいと今回改めて思いました。 Hさんのお子さんの今後のご成長、とても楽しみにしています。 私もHさんに見習ってもう少し頑張ってみようと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月24日 20時09分32秒
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