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テーマ:障害児と生きる日常(4433)
カテゴリ:ひろくんについて
先日、ひろくんが私達ではどうする事もできない状態に
なったことをお話いたしました。 そのときに唯一ひろくんを笑わせる事が出来たものがありました。 それは、私たちがひろくんに歌った歌でした。 ステレオでモーツァルトを聞かせても、先日お借りした オルゴールを聞かせても泣いてパニック状態になるひろくん。 ひろくんへの名前の呼びかけすらも、ひろくんの頭には 入っていかない状態。笑いかけても反応はありません。。 そんな中で、ひろくんの好きな「線路は続くよどこまでも」 を歌った時、ひろくんが笑顔になったんです。 とくに「ランラランララ~ラランラランララ~♪」で続く 歌詞の無い部分。 このときにのみ我に帰って飛び切りの笑顔を見せてくれました。 他のどの方法であやしても全くダメでした。 その他の歌にも多少は笑顔を見せますが、 「線路は続くよ」はなぜか別格。。 それもそのはずこの歌は、ひろくんが生後4ヶ月くらいの時から 電車に乗せるたびに妻が歌っている歌だったそうです。 やっぱりひろくんにとって思い入れの深い歌だったのでしょうね(^^*) あのような状態になったとき、歌のみがひろくんの頭の中に 唯一入っていけるのだと思いました。 あと、面白い事なのですが額に口を当てて歌を歌ってやると 睡眠時間がとても短かったあの時でさえ、すぐに寝たんです。 これは妻が見つけた方法ですが、私がやってもすぐに 寝てしまいました。 もちろん毎回毎回そうなるわけではありませんが(^^;) 先日の脳波検査では、薬無しでひろくんを寝かせる必要が あるため、妻がそのやりかたでひろくんをすぐに寝かしつけ とてもスムーズに脳波検査が終わってしまったほど。 普段でもなかなか寝付く子供が少ない中、検査技師の方も とても驚いていらっしゃったようです。 この方法はひろくんのみに当てはまる方法かもしれません。。 これらから考えると、私が想像していたよりも ひろくんにとって歌の力は大きいものなのだと実感しました。 巷では、童謡が療育に良いとか、ダウン症児には歌や音楽が 相性が良いとか、今までにも多く聞いていたのですが、 実際にひろくんに音楽を使った育児を意識してやっているか と言えばNOでした。。 童謡全集も買い集めているにもかかわらず・・(o_ _)/[壁] でもこの度、歌の素晴らしさ、影響力を目の当たりに 見ましたので、今後ひろくんに聞かせる童謡をたくさん覚えて ひろくんに歌ってあげようと思っています。 この先、ひろくんに何かがあったとき、 唯一ひろくんに届くメッセージが歌だとしたら、 歌は言葉を越えてとても重要なものになります。 歌はもちろんひろくんのためだけではなく、自分の歌が、 我が子の笑顔を誘うということにあらためて気づいた時、 自分自身が子どもにとって特別な存在なんだと実感できました。 療育に関わる時間が妻より少ない私にとって、親を実感できる 貴重なひと時だったような気も致しました。 子どもは自分の分身でもありますので、もし歌で共鳴というものが 発生するのならば、私の歌声は他の方の歌よりもひろくんに とても伝わりやすいとも思います。 もちろん最低限のものは必要だとは思いますが。。(^_^;A 音楽を使った療育法はたくさんあると思いますが、 こと幼児に対しては、親が歌う歌こそが、この上なく子どもに 良い影響を及ぼすものであるような気がしますm(゚- ゚ ) 今のひろくんです。 明日も元気で起きてくれますように。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月07日 07時18分07秒
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