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テーマ:障害児と生きる日常(4433)
カテゴリ:ダウン症関連講義
◆前回の続きです(^^) 引き続き、第2部です。 塚口病院で30年以上前に藤田先生が始められた、 赤ちゃん体操教室は現在では体操だけでなく、 理学療法士さん、言語聴覚士さん、管理栄養士さんも 加わり、細やかな支援をしていただけるようになっています。 以前は非常勤の先生だけで構成されていた体操教室が、 野中先生が常勤で加わられたことにより、どんどん充実 して、2005年冬からは成人期のダウン症者の健康相談を 受ける成育外来も始まりました。2008年からは小児期の ダウン症児の成育外来も始まっています。 ただ、塚口病院のような施設がまだまだ少ないために 新規申し込み者が殺到し(私も殺到しました)3ヶ月以上 の待ちになっているそうです。グラフによると、 体操教室に入学する月齢は年々遅くなる傾向にあり 最近では平均8.5ヶ月での入学でした。 野中先生は、初心忘れるべからずと、体操教室が 始まった当初に藤田先生が発行されたパンフレットを 紹介してくださいました。このパンフレットは、 あるお母さんが大切に保管されていたものをお借りした とのことでした。 「子どもを受け入れられるようになったら私のところへ いらっしゃい、もしまだ受け入れができていなくても、 それでもかまわないから とにかく私のところへいらっしゃい」 そんな内容のことが書いてありました。 傷ついた母親を包み込む藤田先生の優しさ、懐の深さに 感動しました。このパンフレットを大切に保管されていた お母さんは、このパンフレットが心の支えだったんだろ うなと思いました。 ここで第2部は終了ですが、第2部の座長を務められた 児玉荘一先生からのお話がありました。児玉先生は 「小児科医には母性が大切」とおっしゃっていました。 さまざまな病気をかかえる子どもを診る医師はたとえ 男性医師であっても、患児とその家族を包み込むような 母性を持つことが大切なのです。 ちなみに、児玉先生は母性豊かな先生ですよ☆ 第3部につづく ~以上、ゆうママさんのレポートでした~ ●私の感想など 兵庫県の塚口病院には私も息子が生後7ヶ月ごろの時に 岡山から車で行った事がありました。残念ながら藤田先生 は非常勤になられていて、野中先生に見て頂いたのですが とても親切丁寧な先生だったことを今も思い出します。 偶然、藤田先生と帰り際にお会いする事が出来、 別室で少しの間お話しすることが出来た事は私たちに とってとても良い記念になっています。この道長く ご指導されていらっしゃる方だけあって、とても 素晴らしい雰囲気を持たれていらっしゃる先生でした。 ◆その時のことを以前こちらに書いています(^^)b ※かなり前の日記ですので内容については現状と 変わっている可能性が大です。くれぐれも ご参考程度に留めて下さいませm(__)m 今、「赤ちゃん体操」を広めるべく指導員を養成されて いらっしゃること、私たちダウン症児の親にとって とても素晴しい事だと思います。子どもを連れて遠方から の来院はなかなか出来るものではありませんので。。 やはり岡山からでもとても遠かったです(^_^;A 幸いここ岡山では、私が無料でお配りしています 「ダウン症児ハンドブック」の上地玲子先生が、 赤ちゃん体操の指導員養成コースをご終了されています。 今年からはJDS岡山支部を通じて赤ちゃん体操のご指導を 計画されていらっしゃるとのこと。色んな地域での 赤ちゃん体操の広がりが、今後とても望まれるところです。 ◆上地玲子先生が行われる赤ちゃん体操の詳細です (JDS岡山支部のブログへ) ◆兵庫県立塚口病院:ダウン症児の赤ちゃん体操教室 ゆうママさんのお話を聞いていますと、ダウン症の子たち の将来は今よりもきっと良くなっていくのは間違いない ような気がして、とても心強い思いを致しましたm(゚- ゚ ) →次回に続きます(^^) →本ブログのトップページへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月17日 14時03分45秒
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