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ダウン症児の育児ブログ~派遣さんの☆ワクワク育児日記!~

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2009年01月31日
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カテゴリ:病気・予防接種

昨日かかりつけの病院に、Hib(ヒブ)ワクチン接種の
予約を入れました。電話をしてからのメーカーへの発注
になる為、接種するまでに1ヶ月以上かかるそうです。
※Hibとは「インフルエンザ菌b型」のことです。
通常5歳以上の幼児はこの病気にはかからないとのこと。


また、ひろくんは2月末にはMRIによる甲状腺の検査も
ある為、3月初めくらいに打ってもらうことになりました。
検査の結果によっては少し遅れるかもしれないとのこと
でしたが、ワクチンの確保はしてくれるとのこと。
金額は7500円+消費税(病院で異なる)とのことでした。


実は、私はHibワクチンのことを全く知らず、妻ですら
近くの病院の貼り紙で名前を知っているくらいでした。
きっかけは、マイミクのハル君ママさんからのメールでした。

そんなワクチンがあるのかと思いながら、何気なくミクシィ
を眺めていましたら、その日の日記で、マイミクの
みちゃさんがHibワクチンについてとても詳しく書かれて
いましたので、それを読んでひろくんにも接種させよう
と決心しました。


下記は、みちゃさんが日記に書かれていたHibワクチン
についての説明です。とてもわかりやすく説明されて
いましたので、こちらに掲載してみたいと思います。
(みちゃさん了解済みです)
知ることは大事なことなんだな~とあらためて思いました。

※このワクチンは絶対に打たなければならないものではなく、
副作用の可能性も若干あるそうですので、お読みになる
際にはあくまでも参考程度に留めて下さい(^^)



~以下、マイミクのみちゃさんの日記です~

圭のHibワクチンの接種に行ってきました。
何とも聞き慣れない名前のワクチンですが、それもその
はず、昨年末にやっと解禁になったワクチンなのです。

ほとんどの先進国で接種を行っているHibワクチン。
アジアで行ってないのは、日本と北朝鮮だけだと聞きました。

※Hib(ヒブ)ワクチンについて※
ヘモフィルス属インフルエンザb型菌のことを略して
ヒブ(Hib)と呼びます。ヒブは、子どもさんの鼻やのど
にいることがありますが、そのままでは病気になりません。
ヒブが血液や肺の中に侵入すると、髄膜炎や敗血症・
急性喉頭蓋炎などの深刻な病気をひき起こします。
年齢とともにヒブに対する免疫がつくようになり、
通常5歳以上の幼児はヒブによる病気にはかかりません。


ヒブワクチンの使用が認められていなかった日本では、
年間600人ものこどもさんがヒブによる髄膜炎にかかっ
ていたと推定されています。その約半数は生後6ヶ月から
1歳までのお子さんで、かかると5%のお子さんが亡くなり、
20%前後のお子さんに後遺症が残ります。

諸外国では、10年以上も前からヒブに対するワクチンを
定期接種として接種し、ヒブによる深刻な病気は100分の1
程度に激減しました。WHO(世界保健機関)でも
乳児への定期接種を推奨する声明を出しています。


↓こちらのサイトより抜粋
http://www.takedakodomo.com/Hib-vaccine.htm

任意接種なので、費用は自己負担。
圭が受けた病院では、1回9400円と高額です。
それでも圭の場合は、1才を越えているので1回の接種で終わり。
次からは受けなくても良いらしいのでホッとしましたが、
1才以下のお子さんは、生後2ヶ月から4回の接種が望
ましいようで、全部受けるとなると35000円を超えます。

何ともお高いワクチンです。

また、副作用やBSE感染の恐れが低いとは言え、
なきにしもあらず。

日本は、BSE(牛海綿状脳症)発生国原産のウシに
由来する成分を医薬品の原料として使用しないことと
決めていますが、このワクチンは現時点ではその取り
決めに反した原料を使用しています。
 しかし、欧州薬局法委員会からは医薬品製造に適して
いる原料であることの証明書が発行されているそうで、
本ワクチンによってTSE (伝達性海綿状脳症)が
伝播する可能性は極めて低いと考えられています。
ヒブワクチン接種によってTSEが伝播する理論上の
危険性と、接種により得られる利点をご理解の上で接種
していただきますようお願いいたします。
(上記サイトより再度抜粋)


そんな高くてちょっと怖いワクチンをなぜ打とうと思ったか。
それは、この記事を見たから。

Hibが原因で発症後数時間で4歳児が亡くなっています
http://kumanichi.com/iryou/kiji/kansen/114.html

(一部抜粋)
一月十三日の日曜日、男児は家族四人でショッピングセ
ンターなどに出掛けた。夕方まで「静かにせんか」と
怒鳴られるほど元気だった。しかし帰りの車内で少し
きつそうな様子で、父親は「風邪かな」と思った。

 帰宅後、せき込み方などに異変を感じ、熊本地域医療
センターに駆け込んだのは午後九時前。約一時間待ち、
午後十時ごろ診察が始まり、投薬治療とレントゲン検査
などの間、医師らの様子からただならぬ状況が分かった。
急激に呼吸が悪化し、深夜十二時ごろ、母親の胸に抱かれ、
「ママ」と声を振り絞ったまま心肺停止した。

●わずか3時間

 病院到着から、わずか約三時間の出来事。熊本赤十字
病院に搬送され、人工呼吸器で命をつないだものの、
十六日、意識が戻ることなく息を引き取った。病名は
「急性喉頭蓋(こうとうがい)炎」。ヒブ感染により気道
の入り口がはれ、窒息死に至った。
「ヒブワクチンが導入されていないのは日本ぐらいだ」
という医師の言葉に、父親は耳を疑った。

 診察した同センターの後藤善隆小児科部長は
「ヒブ感染かどうかを検査している間にも急激に症状が進む。
治療は極めて難しい。予防しかない」と強調する。
(抜粋終わり)



そしてもう一つの理由。
それは、病院で知り合ったお子さんが心停止により脳に
ダメージを受け、今現在も大変な状況になっているのを
目の当たりにしたから。

Hibによる細菌性の髄膜炎は数%の死亡率があるが、
ほとんどは発症から24時間以内に致命的になる劇症型
(または電撃型)と呼ばれる病型によるものだそうです。

後遺症は20%程度に見られ、後遺症の内容はてんかん、
発達の遅れ、難聴、麻痺などさまざま。

今まで幾度となく手術を重ね、辛い治療を頑張ってきた圭。
先天性のものならまだ諦めもつく。
しかし、それ以外の病気も圭の周りには沢山ある。
先天性の病気や体質は予防することが出来なかったが、
これから起こるかもしれない危険な事は、油断せず回避
しようと思った。

心配性なのかもしれないけれど、圭の笑顔や仕草、
可愛い歌声、それらを失いたくないから。

接種してから今日で2日。
幸い副反応は出ておらず、本人も至って元気なので安心
しました。

後は貧血が治ってくれれば、心配の種がまた一つなくなるなぁ。
こっちの方は、まだまだヘモグロビンの値が10.3と低いので、
鉄剤と止血剤を継続です。


【追記】
細菌性髄膜炎に関して詳しいサイトです。
興味のある方は、ぜひご覧になってみて下さい。


細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会
http://zuimakuen.net/

~以上、みちゃさんの日記でした~


Hibワクチン・・・。昨年末から解禁されたとのことですが、
私たちは病院からは全くその情報を聞いていませんでした。
こういう情報はどこから手に入れることが出来るのか、
結構不思議に思います。日本では毎年1000人が罹患して
いて、アジアでは当たり前のように 予防接種されている
ワクチンとのこと。かなり重要な情報だと思います。

また、みちゃさんがHibワクチンを知ったのは1年程前
なのだそうです。きっかけは、お子様の度重なる手術で、
予防接種を受けることが出来なかった為に、ネットから
予防接種の情報を集めていて偶然Hibワクチンの事を
知ったとのこと。

●みちゃさんからのメールより
命の格差の中には、経済だけではなく情報の格差も含ま
れると、細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会のHPに
書いてありました。まさにその通りだなぁと、今の私は
思うのです。
 


また、みちゃさんから下記のことも教えて頂きました。

●以下再びみちゃさんからのメールより
このHibワクチンによって、Hibによる疾病の危険は無く
なりましたが、まだまだ解禁されていないワクチンも
多いのです。乳幼児がかかる細菌性髄膜炎の原因菌は、
Hibが6~7割、肺炎球菌が3割程。この2種類の菌で
9割ほどになります。肺炎球菌のワクチン、老人は受け
られるそうですが、乳幼児は接種できないようなのです。


今回のとても丁寧なみちゃさんの情報に大変感謝ですm(__)m


◆上記の関連情報ですが、下記の情報を見つけました。
ワクチン解禁前の昨年10月の記事になります。


 → ワクチン接種で減らせる乳幼児の細菌性髄膜炎
   ~先進国中最も遅れている我が国の対応
    (JanJanニュースへ飛びます)

※今回の日記はとても専門的な内容になる為、必ず参考程度に留めて下さい。


 → 本ブログのトップページへ


<追記>

 → Hibワクチンについて後日追記しています(09.2.2追記)

 → Hibワクチンを接種しました(09.3.4追記)





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最終更新日  2009年03月16日 16時42分22秒
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