|
カテゴリ:病気・予防接種
昨日かかりつけの病院に、Hib(ヒブ)ワクチン接種の 予約を入れました。電話をしてからのメーカーへの発注 になる為、接種するまでに1ヶ月以上かかるそうです。 ※Hibとは「インフルエンザ菌b型」のことです。 通常5歳以上の幼児はこの病気にはかからないとのこと。 また、ひろくんは2月末にはMRIによる甲状腺の検査も ある為、3月初めくらいに打ってもらうことになりました。 検査の結果によっては少し遅れるかもしれないとのこと でしたが、ワクチンの確保はしてくれるとのこと。 金額は7500円+消費税(病院で異なる)とのことでした。 実は、私はHibワクチンのことを全く知らず、妻ですら 近くの病院の貼り紙で名前を知っているくらいでした。 きっかけは、マイミクのハル君ママさんからのメールでした。 そんなワクチンがあるのかと思いながら、何気なくミクシィ を眺めていましたら、その日の日記で、マイミクの みちゃさんがHibワクチンについてとても詳しく書かれて いましたので、それを読んでひろくんにも接種させよう と決心しました。 下記は、みちゃさんが日記に書かれていたHibワクチン についての説明です。とてもわかりやすく説明されて いましたので、こちらに掲載してみたいと思います。 (みちゃさん了解済みです) 知ることは大事なことなんだな~とあらためて思いました。 ※このワクチンは絶対に打たなければならないものではなく、 副作用の可能性も若干あるそうですので、お読みになる 際にはあくまでも参考程度に留めて下さい(^^) ~以下、マイミクのみちゃさんの日記です~ 圭のHibワクチンの接種に行ってきました。 何とも聞き慣れない名前のワクチンですが、それもその はず、昨年末にやっと解禁になったワクチンなのです。 ほとんどの先進国で接種を行っているHibワクチン。 アジアで行ってないのは、日本と北朝鮮だけだと聞きました。 ※Hib(ヒブ)ワクチンについて※ ヘモフィルス属インフルエンザb型菌のことを略して ヒブ(Hib)と呼びます。ヒブは、子どもさんの鼻やのど にいることがありますが、そのままでは病気になりません。 ヒブが血液や肺の中に侵入すると、髄膜炎や敗血症・ 急性喉頭蓋炎などの深刻な病気をひき起こします。 年齢とともにヒブに対する免疫がつくようになり、 通常5歳以上の幼児はヒブによる病気にはかかりません。 ヒブワクチンの使用が認められていなかった日本では、 年間600人ものこどもさんがヒブによる髄膜炎にかかっ ていたと推定されています。その約半数は生後6ヶ月から 1歳までのお子さんで、かかると5%のお子さんが亡くなり、 20%前後のお子さんに後遺症が残ります。 諸外国では、10年以上も前からヒブに対するワクチンを 定期接種として接種し、ヒブによる深刻な病気は100分の1 程度に激減しました。WHO(世界保健機関)でも 乳児への定期接種を推奨する声明を出しています。 ↓こちらのサイトより抜粋 http://www.takedakodomo.com/Hib-vaccine.htm 任意接種なので、費用は自己負担。 圭が受けた病院では、1回9400円と高額です。 それでも圭の場合は、1才を越えているので1回の接種で終わり。 次からは受けなくても良いらしいのでホッとしましたが、 1才以下のお子さんは、生後2ヶ月から4回の接種が望 ましいようで、全部受けるとなると35000円を超えます。 何ともお高いワクチンです。 また、副作用やBSE感染の恐れが低いとは言え、 なきにしもあらず。 日本は、BSE(牛海綿状脳症)発生国原産のウシに 由来する成分を医薬品の原料として使用しないことと 決めていますが、このワクチンは現時点ではその取り 決めに反した原料を使用しています。 しかし、欧州薬局法委員会からは医薬品製造に適して いる原料であることの証明書が発行されているそうで、 本ワクチンによってTSE (伝達性海綿状脳症)が 伝播する可能性は極めて低いと考えられています。 ヒブワクチン接種によってTSEが伝播する理論上の 危険性と、接種により得られる利点をご理解の上で接種 していただきますようお願いいたします。 (上記サイトより再度抜粋) そんな高くてちょっと怖いワクチンをなぜ打とうと思ったか。 それは、この記事を見たから。 Hibが原因で発症後数時間で4歳児が亡くなっています http://kumanichi.com/iryou/kiji/kansen/114.html (一部抜粋) 一月十三日の日曜日、男児は家族四人でショッピングセ ンターなどに出掛けた。夕方まで「静かにせんか」と 怒鳴られるほど元気だった。しかし帰りの車内で少し きつそうな様子で、父親は「風邪かな」と思った。 帰宅後、せき込み方などに異変を感じ、熊本地域医療 センターに駆け込んだのは午後九時前。約一時間待ち、 午後十時ごろ診察が始まり、投薬治療とレントゲン検査 などの間、医師らの様子からただならぬ状況が分かった。 急激に呼吸が悪化し、深夜十二時ごろ、母親の胸に抱かれ、 「ママ」と声を振り絞ったまま心肺停止した。 ●わずか3時間 病院到着から、わずか約三時間の出来事。熊本赤十字 病院に搬送され、人工呼吸器で命をつないだものの、 十六日、意識が戻ることなく息を引き取った。病名は 「急性喉頭蓋(こうとうがい)炎」。ヒブ感染により気道 の入り口がはれ、窒息死に至った。 「ヒブワクチンが導入されていないのは日本ぐらいだ」 という医師の言葉に、父親は耳を疑った。 診察した同センターの後藤善隆小児科部長は 「ヒブ感染かどうかを検査している間にも急激に症状が進む。 治療は極めて難しい。予防しかない」と強調する。 (抜粋終わり) そしてもう一つの理由。 それは、病院で知り合ったお子さんが心停止により脳に ダメージを受け、今現在も大変な状況になっているのを 目の当たりにしたから。 Hibによる細菌性の髄膜炎は数%の死亡率があるが、 ほとんどは発症から24時間以内に致命的になる劇症型 (または電撃型)と呼ばれる病型によるものだそうです。 後遺症は20%程度に見られ、後遺症の内容はてんかん、 発達の遅れ、難聴、麻痺などさまざま。 今まで幾度となく手術を重ね、辛い治療を頑張ってきた圭。 先天性のものならまだ諦めもつく。 しかし、それ以外の病気も圭の周りには沢山ある。 先天性の病気や体質は予防することが出来なかったが、 これから起こるかもしれない危険な事は、油断せず回避 しようと思った。 心配性なのかもしれないけれど、圭の笑顔や仕草、 可愛い歌声、それらを失いたくないから。 接種してから今日で2日。 幸い副反応は出ておらず、本人も至って元気なので安心 しました。 後は貧血が治ってくれれば、心配の種がまた一つなくなるなぁ。 こっちの方は、まだまだヘモグロビンの値が10.3と低いので、 鉄剤と止血剤を継続です。 【追記】 細菌性髄膜炎に関して詳しいサイトです。 興味のある方は、ぜひご覧になってみて下さい。 細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会 http://zuimakuen.net/ ~以上、みちゃさんの日記でした~ Hibワクチン・・・。昨年末から解禁されたとのことですが、 私たちは病院からは全くその情報を聞いていませんでした。 こういう情報はどこから手に入れることが出来るのか、 結構不思議に思います。日本では毎年1000人が罹患して いて、アジアでは当たり前のように 予防接種されている ワクチンとのこと。かなり重要な情報だと思います。 また、みちゃさんがHibワクチンを知ったのは1年程前 なのだそうです。きっかけは、お子様の度重なる手術で、 予防接種を受けることが出来なかった為に、ネットから 予防接種の情報を集めていて偶然Hibワクチンの事を 知ったとのこと。 ●みちゃさんからのメールより 命の格差の中には、経済だけではなく情報の格差も含ま れると、細菌性髄膜炎から子どもたちを守る会のHPに 書いてありました。まさにその通りだなぁと、今の私は 思うのです。 また、みちゃさんから下記のことも教えて頂きました。 ●以下再びみちゃさんからのメールより このHibワクチンによって、Hibによる疾病の危険は無く なりましたが、まだまだ解禁されていないワクチンも 多いのです。乳幼児がかかる細菌性髄膜炎の原因菌は、 Hibが6~7割、肺炎球菌が3割程。この2種類の菌で 9割ほどになります。肺炎球菌のワクチン、老人は受け られるそうですが、乳幼児は接種できないようなのです。 今回のとても丁寧なみちゃさんの情報に大変感謝ですm(__)m ◆上記の関連情報ですが、下記の情報を見つけました。 ワクチン解禁前の昨年10月の記事になります。 → ワクチン接種で減らせる乳幼児の細菌性髄膜炎 ~先進国中最も遅れている我が国の対応 (JanJanニュースへ飛びます) ※今回の日記はとても専門的な内容になる為、必ず参考程度に留めて下さい。 → 本ブログのトップページへ <追記> → Hibワクチンについて後日追記しています(09.2.2追記) → Hibワクチンを接種しました(09.3.4追記) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月16日 16時42分22秒
[病気・予防接種] カテゴリの最新記事
|