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ダウン症児の育児ブログ~派遣さんの☆ワクワク育児日記!~

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2009年07月09日
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■今年のコンサート

今年のシンギングエンジェルプロジェクト(SAP)の
コンサートは、結成10周年にあたる記念コンサート。
今回は、あこがれの庄野真代さんが参加されるとあって、
いつもの中西圭三さん、原田真二さん、YAEさんでも
凄いのに、どんなコンサートになるのかとても楽しみでした。
もちろん、子供たちのシンギングエンジェルスにも期待です。

今年は私とちーちゃんとでコンサートを見に行きました。
前回は一昨年になりますが、ひろくんママとちーちゃん
とで見に行き、私は車でひろくんとお留守番。。
ひろくんママが運転できない為そうなってしまったのですが
今年はひろくんママには家でひろくんと留守番をしてもらいました。

1階席の真ん中後ろ寄りの良い席に座れて、約3時間の
コンサートを存分に堪能することが出来ました。
ただ、ちーちゃんが眼鏡を忘れてきてしまって、
私が持っていったコンパクト双眼鏡が大活躍。

こちらのタイプになりますが、1つあればコンサート等が
より楽しめること請け合いです。10倍も良かったのですが、
8倍の方が手ブレも少ないのでそちらを買いました。
但し双眼鏡はレンズ命ですので、それなりのメーカーのものが
ストレスが無くてお薦めです。ニコンはやっぱり良いですよ(^^)b


■原田真二さんの話

それはともかく、コンサートは原田真二さんが終始ホスト役
として頑張られてました。前半はシンギングエンジェルスの
舞台劇や歌、後半はプロのゲストミュージシャンによる
コンサート、最後はあの、「ライトハウス・オブ・ラブ」を
全員で歌いました。アンコールは「世界に1つだけの花」。
とても充実したコンサートでした。

このコンサートは10周年記念とあってか、各ゲストの
トークが多く、各々の方が音楽ボランティアをされている
こともあって勉強になることがとても多かったです。

私が一番印象に残った話は、冒頭の原田真二さんの話。

「いろんなゴミが入ったゴミ箱に、あなたは24時間住めますか?」
という問いかけからはじまって、以前フィリピンのゴミ処理場
で体験されたことについて詳しく話されました。

鼻を突く悪臭がたちこめる環境の中で、子供たちがゴミに
群がる光景にはただただ唖然とするしかなかったそうです。
きっとゴミを拾ったら他の場所に帰るのだろう(とても住める
環境ではないので)と思われたのですが、実際はその
ゴミ処理場の中で暮らしていた事にも大変驚かれたとの事。

そんな酷い状況の中でも、子どもたちの目は生き生きと
輝いていて、慰問された原田真二さんをとても喜んで迎えて
くれたそうです。そのゴミ処理場は海に面している為、
子供たちは原田さんを海辺まで連れて行って、何度も何度も
海に飛び込む自分達の姿を、原田さんに自慢げに見せたそう。

でも、その海を原田さんが見るともう真っ黒で、
そんな環境の中、子どもたちが無邪気に遊んでいる姿を
目の当たりに見て、自分はその子たちの為に一体何が
できるのだろうか、と深く考えられたそうです。

その他にも、実際にシンギングエンジェルプロジェクト
設立当時から関わっていらっしゃる庄野真代さんのお話や、
中西圭三さん、YAEさんのお話もとても感慨深いものが
ありました。


■子どもたちのこと

ちーちゃんは、一昨年見た子たちが、とても大きくなっている
ことに驚いていたのですが、私から言わせればちーちゃんも同じ。
子供ってすぐに大きくなるものなんですね。

1つ残念だったのは、競演するはずだったフィリピンの
施設の子たちが、事情で来日出来なくなった事。
私はかなり楽しみにしていたのでとても残念でした。
でもその分、日本の子たちが頑張ってくれました。

子どもの歌声は癒されます。
1年経てば声も変わる子もいますので、同じメンバーと
いえども、年ごとに声の響きは違うんだろうなと思います。
舞台劇や歌を披露していましたが、とても良かったです。
かなりの練習をしたのだろうと思います。
フィリピンの子たちが入ったらもっとにぎやかな、
より動きのあるコンサートになっていたのかなと思いました。


■ゲストアーティスト

それにしてもこのコンサート、やっぱりゲスト陣が素晴らしい。
皆さんベテランぞろいですので、トークも良かったですし、客席の
盛り上げ方もとても上手で何度も腹から笑わせて頂きました(^^)

中西圭三さんは「チューチュートレイン」や、舞台を
飛び跳ねて客席を沸かせての「ぼよよん行進曲」、そして
コンサートの最後にあの「ライトハウス・オブ・ラブ」を
歌われました。中西さんの特徴あるトーク(眉間にしわを
寄せながら伏せ眼がちに面ろい話を繰り出す)はとても楽しく、
客席はなごやかなムードに包まれてました。

原田真二さんは大ヒット曲の「キャンディ」やその他、
「大和」という持ち歌等を披露されてました。
この曲は、国連の会場でも歌われたそうです。
日本からこの「和」を世界に発信していきたいとの事でした。
※この曲は呉の大和ミュージアムの主題歌です

余談ですが、原田さんは今回あの「真二~!」の掛け声が
少なかったらしく、自ら何度もキューを出して、客席から
声援を数回もらってました。この辺り、客席の盛り上げ方が
とても上手です。

YAEさんは、中西圭三さん曰く、中西さんの涙腺を刺激する
アーティストは生涯で2人だけいるそうで、その中の1人が
YAEさんなのだそうです。(中西さんがコンサートで言われてました)
やはり素晴らしい歌声で、一昨年にひろくんママが、
「YAEさんの歌は生で聞かないとわからない」
と言っていた意味が良くわかりました。
太鼓やベルを鳴らしながら、持ち歌2曲を歌われました。


■庄野真代さん

この方のヒット曲を、30年以上経って生で聴くことが
出来るとは当時もちろん予想すら出来ませんでした。
当時中学生の私はラジオから流れる庄野真代さんの曲を
テープレコーダーに押し付けて録音していたものでした。

「飛んでイスタンブール」「モンテカルロに乾杯」
SAPのテーマ曲でもある「天使たちのララバイ」の3曲を
歌われたのですが、とても艶っぽい、ため息の出る歌声でした。

庄野さんは、NPO法人国境なき楽団という国際的な音楽
ボランティア活動もされており、その経験から、
歌はマジック」だと言われてました。
特に、フィリピンのストリートチルドレン救済施設、
カンルンガン・サ・エルマで出合った「天使たちのララバイ」
の原曲の話はとても心に残りました。

口では言えない様々なトラウマを抱えた子供達は、自分の口
からはその内面を表現する事は出来ず、心の奥底にその思い
を閉じ込めておくしかありません。でも、その境遇を表現した
歌を歌うことで、閉じ込めておいたものを外に出すことが
出来る、そうしてそれがつらい現実を乗り越えていく力になる、
とのことを話されていました。だからカンルンガン・サ・エルマ
では、歌を非常に大切にするのだそうです。

これは音楽療法の原点とも話されていましたが、
もしかしてダウン症の息子についても有効なのかなと思います。

このように、書いていくとキリが無いほどとても充実した
コンサートでした。SAP代表の長島洋さんもコンサート中に
紹介がありましたが、SAPの活動は大変素晴らしい功績です。
岡山発のこのプロジェクト、運営は難しい点もたくさんあると
思いますが、今後も末永く運営されて欲しいと心より願っています。


■関連リンク

 シンギングエンジェルプロジェクトホームページ
  ※寄付、会員等随時受け付けているようですので是非!

 以前このコンサートの紹介をしました。"泣け歌"注目です!


 → 本ブログのトップページへ





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最終更新日  2009年07月15日 18時43分18秒
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