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テーマ:障害児と生きる日常(4433)
カテゴリ:障がい関連全般
生まれる。第6話まで終わりました。 前回の第5話ではダウン症の子役が出演して 話題になりましたが、第6話でもパン屋のシーンで その元気な姿を見せてくれましたよね。 制限の多い撮影なのにホント凄いな~と 見ていてため息をつくくらい感心してしまいます。 特に4~6話まで障がい児の親としてとても 考えさせられる場面が多かったのですが、 今回の第6話では羊水検査についてかなり 突っ込んだ内容になってました。 私自身、あまり深くまで考えていなかった 問題だったので、一度セリフを聞いただけでは よく意味が呑み込めず、繰り返しあの冒頭の 長女と医師の話を聞いてしまいました。 とても心に残る場面であったため 以下に少し抜き出してみたいと思います。 <場面> 堀北真希さん演じる長女・林田愛美が、 ダウン症の子と一緒に遊んだことをきっかけに 以前母に羊水検査を受けるように頼んだ事を悩む。 悩んだあげく、大杉漣さん演じる腕利きの医師 ・近藤卓巳先生に相談するシーン 愛美:母の羊水検査、明日ですよね。 近藤医師:ああ。 愛美: 母に検査を受けてほしいって言ったこと、 先生はどう思われますか? 近藤医師: 羊水検査は、約3000ある赤ちゃんの異常の中の、 たった1つを見つけて、命の選別を行う検査なんだ。 もし仮にすべての異常が事前にわかったとしても お腹に宿った命を絶ってしまう事自体、 どうなのかと私は思うよ。 例えば、自分の子が、事故で怪我をした。 助かってほしいと心から願うよね。 愛美:もちろんです。 近藤医師: 障害があったとしても、 生き抜いてほしいと思うよね。 愛美:はい。 近藤医師: じゃあなぜお腹の子に、病気や障害があったら、 その命を絶とうとするんだろう。 なぜ生まれ、生き続けてほしいと思わないのだろう。 お腹の子の命は、軽いのかな。 私は信じてるんだよ。 赤ちゃんは、お母さんを選んでやってくるって。 その子はきっと、何かを持ってきてくれるはずだよ。 例えば、やさしさだったり、絆だったり、笑顔だったり。 ここ数週間、君はおかあさんのことを一生懸命考え、 生まれてくる子供の事を考え、兄弟と自分の将来を考えた。 君の中で、今までなかった何かが、 生まれたんじゃないのか? ~以上、第6話冒頭のシーンより~ これだけ見ると羊水検査について片方の意見しか 取り上げられていないという印象を受けますが、 違うシーンでは、羊水検査は場合によっては 必ずしも悪いことではないという話も出てきました。 多分私がはまってしまうところは、 いくつかのデリケートな問題に対してメッセージ性は 高いのですが、偏った主張がなく、見方がとても客観的 なので入り込みやすいところでしょうか。 家族関係がとても複雑なドラマなのですが、 軸がしっかりしているので見ていてとても面白いです。 私的には竹富聖花さん演じる次女の美子ちゃんが 今後どうなっていくのかがとても心配です。 ちーちゃんが先日中学校で心ない男子生徒から 授業中に「ダウン症の子がいるやろう」とバカに されたことがあっただけに、イジメに関しては 正直少し感情的になることはあります。 でも本当に自分が信じていることなら、 例え馬鹿にされてもやり過ごすことは絶対出来ると 信じたい。あえて戦うことも大切な時もあるかも しれませんが、売り言葉に買い言葉では レベルは相手と一緒です。 その意味でドラマの美子ちゃんも、お腹の赤ちゃんの 大切さがわかれば良い方向に向かうのではないかと かなりこのドラマに期待している今日この頃です(^^) ◆生まれる。HPです http://www.tbs.co.jp/umareru2011/ ※6月17日に小説が発売されるそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月29日 07時20分23秒
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