ぽかぽか新聞

私がキッチンで料理をしていると、

元「僕はね、Ｋａｎ君の事、こぉ~んなに好き！」

Ｋａｎ「Ｋａｎ君はにーにーの事、こぉ～～～んなにっ好き！」

元「僕なんて、Ｋａｎ君の事、こぉ～～～～～～んな、好きだよ！！」

Ｋａｎ「Ｋａｎ君だってね、にーにーの事、こぉ～～～～～～～～～なに！」

と、二人が両手をいっぱいに広げて　向き合って笑ってる。

なになに？好きの競争してるの？

そして、ぎゅ～～って二人は抱き合った。

もう、可笑しくて可笑しくて。。。でも、可愛いから笑うのをこらえて耳をすました。

そしてもう一度、

Ｋａｎ「にーにー、Ｋａｎ君にーにー大好きだから、抱っこして♪」

そして、また二人は抱き合った。

私も心の中で、抱き合う二人を抱きしめた。

元太がＫａｎ君に優しいから、ちょっと質問してみた。

私「元太ってどうしてそんなに優しいの？」

元「　僕ね、産まれる時、優しさのパワー持って来たんだよ。

僕が産まれた時、お手手、グーにしてたでしょ？

優しさのパワー持ってたんだよ？」

お母さん知らないの？って顔で、そう、話してくれた。

私の小指の第一間接程しかなかった、元太の五本の指。

そのちっちゃな手が、優しさを握ってたんだね。

離さないように、しっかり握って、産まれて来てくれたんだね。

ありがとう。。。。